「毛皮を着るくらいなら裸でいるほうがまし!」とヌードになるセレブたちをフィーチャーするなど、過激な内容で物議を醸すことの多いPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)の広告。だが今回の映像はどうだろうか。
優雅な音楽と共に、飛び降りてくるヒヨコたちのスローモーション映像が。しばらくするとドラム缶のような汚れた入れ物が現れ、ヒヨコたちはその中に落ちてゆく。ここで視聴者ははじめて、ヒヨコたちが「飛び降りた」のではなく「放り込まれた」のだということがわかる。
そして「(何十億もの)生まれたばかりのヒヨコはオスです」「彼らは鶏卵産業では"廃棄物"として殺されています」というメッセージが...。
https://www.youtube.com/watch?v=rbx-WDxQ4tA
『Flying Chicks(飛ぶヒヨコたち)』と題されたこの映像は、もともとはドイツの映画学校<ヴュルテンベルク州立フィルムアカデミー>の生徒たちが作ったもの。学生たちは国内の孵化場からオスのヒヨコ3羽を救い出し、この撮影に臨んだそうだ。
撮影に要した時間はわずか30分。その後、映像をPETAに見せたところ好評価を得たため、彼らに提供することを決めたという。オスのヒヨコたちがモノ同然に捨てられていることをシンプルに紹介したこの映像には、ネット上から
「卵業界の悲しい真実...」
「よくできてるけど、悲しいね」
「見ていて胸が苦しくなった」
「この映像には涙を禁じえない」
といった声が寄せられている。ヒヨコを取り巻く劣悪な環境は、映画『フード・インク』や『ありあまるごちそう』などでも紹介されているので、興味のある方はチェックしてみては。
【参照リンク】
・PETA Commercial Of Flying Baby Chicks Is The Cutest And Saddest Ad Ever - Viral Viral Videos
http://www.viralviralvideos.com/2014/04/11/peta-commercial-of-flying-baby-chicks-is-the-cutest-and-saddest-ad-ever/
・Salvation for Peta. And perhaps also for male chicks.
http://osocio.org/message/salvation_for_peta._and_perhaps_also_for_male_chicks/
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