ネット上に酔っ払い動画は数あるが、ロシア発のユル~い泥酔動画が公開から2日間でなぜか再生回数100万を超える大ヒットとなっている。
まず、動画は柵に挟まったおじさんを映し出す。これだけでも既に淡い可笑しさが漂っているが、作曲家クリストファー・フェレイラの無駄に美しい楽曲と相まって、なんだかシュールなコントにも見える。
おじさんは柵をズルリと抜けると、今度はぼんやりした様子でフラフラと移動。するといい感じの足場を見つけ、柵を越えようとよじ登り始めた。なるほど、どうやら最初のシーンは柵を抜けたのではなく、お腹がつっかえて諦めたところだったようだ。
柵の上に足を引っ掛けようとするものの、泥酔しているのでなかなか体が言うことをきかない。それでもジタバタと足掻いていると、手前から買い物袋を手にさげた少年が歩いてきた。当然「何してんだこのオッサン?」という冷ややかな視線を投げかける少年だったが、特に立ち止まることもなくスルリと柵を抜け、スタスタと去っていった。
...そう、このおじさんは"すり抜けられる幅の柵"がすぐ近くにあることに、まったく気がついていなかったのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=1IAXrxlDK6c
自分が悪戦苦闘していた柵をスルリと抜けてきた少年に気づき、思わず「!?」と固まる泥酔おじさん。そんな最高のリアクションを見せた後、すべてを理解した彼は千鳥足でトボトボと柵を抜けるのだった...。
この哀愁漂うバカ動画に対しネット上では、
「優雅だ」
「すごく哀しいのに、笑うのに忙しくて泣けなかったわ」
「もし子どもが来なかったらどうなってたんだこのオッサン...」
「インディーズ系の映画祭に出品しようぜ」
「アカデミー賞ものだろ」
「どんだけ酔ったらこうなるんだよ」
「哲学的だなあ」
「自分について考えさせられたわ...」
「どうせロシアだろうなと思ってた」
と意外な方向から大ウケし、1000以上ものコメントが寄せられている。中にはあのチャップリンの映画に例える人もいるほど"深イイ"的な反応が多いが、やっぱり、なんとなくバカにしているような気も...。
【参照リンク】
・Drunk Figures Out How To Get Over Fence
http://www.viralviralvideos.com/2014/04/14/drunk-figures-out-how-to-get-over-fence/
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