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「世界一恐れを知らない動物」としてギネスブックでも紹介されている、ハチミツが大好きなミツアナグマ(ラーテルとも呼ばれる)。猛獣の爪も容易に通さない分厚い毛皮を持ち、毒ヘビでも平気でムシャムシャ食べてしまう(その後ちょっとだけ毒で意識不明になる)という、なんとも豪快な生き物である。しかし、そんなミツアナグマにも意外やお茶目で賢い一面があるようで...。


最近放映された英BBCのドキュメンタリー番組『Honey Badgers: Masters of Mayhem(意訳:筋金入りの暴れん坊、ミツアナグマ)』によると、ライオンやハイエナといった自分より強い猛獣に対しては、彼らの"大事な部分"を狙って戦いを仕掛けることが明らかになったミツアナグマ。さすがの百獣の王も、しつこくアソコを狙われてはうんざりするというものだろう。

しかし<buzzfeed>では、南アフリカの保護区でライオンに襲われたケガを治療中のミツアナグマ、ストッフェルくんが見せた意外な一面を紹介している。

彼の世話係が、もう1匹のミツアナグマと共に2重の鍵をかけたゲートに入れた。だがストッフェルくんは2つの鍵を器用に外し、さらに下で待機していた仲間が扉を開けるという、非常に鮮やかな連係プレーで脱出に成功。世話係は彼らの捕獲に追われる羽目になった。

そこで今度は、周りを高い壁で取り囲んだ空間にストッフェルくんを移動。だが彼のほうが一枚上手だったようで、壁の隅にしっかりとした木の枝や清掃員のデッキブラシを器用に立てかけ、それを登って見事に脱出してみせたのだ。

【動画】https://www.youtube.com/watch?v=c36UNSoJenI


この、犬や猫以上の高知能っぷりをみた人々からは、

「ストッフェル最高www」
「信じられないほど知的で粘り強い動物!」
「ミツアナグマには知ったこっちゃねえ! って感じだな」
「スマートかつタフ。この動物をもっと尊重すべきだ」
「あのダンス見たか? 人間をからかってるようにしか見えないぜ!」
「世話係と鬼ごっこしたいだけなんじゃないのw」

などなど、ミツアナグマという生き物への賛辞が多く寄せられている。

「へへーんだ!」とでも言いたげな謎のダンスが、憎らしくも可愛らしいストッフェルくん。フガフガ言いながら胴長短足の体を揺らして高度な技をサラリとやってのける姿は驚異的だ。

【参照リンク】
・Here's Conclusive Proof The Honey Badger Is A Criminal Mastermind
http://www.buzzfeed.com/alanwhite/heres-conclusive-proof-the-honey-badger-is-a-criminal-master
・BBC's Natural World investigates the ball biting, mischievous, smelly and extremely cute world of the honey badger
http://www.radiotimes.com/news/2014-04-18/natural-world-tonight-watch-mischievous-honey-badgers-taunt-bbc-filmmakers 

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