東京・赤坂に4月初めにオープンした居酒屋「御太助(おたすけ)」。この店のある面白い試みが、国内のみならず海外でも話題となっている。
その試みとは、「ハゲ割」。その名の通り、禿げている人、薄毛の人の飲食代を割り引くというものだ。
店長の豊田美子さんは、以前東日本大震災のボランティア活動をしていたそうだが、被災地復興のために身を粉にして働き日本経済を支えてくれているサラリーマン達のために、何かできることはないかと考え始めたのだという。
「日本のサラリーマンの人たちに喜んでもらえる何かをしたいと思ったんです。でも軸になるテーマがないと、ぼやけてしまうし説得力もない。そんなある日、街を歩いていて、サラリーマン男性で髪の毛の薄い人がやたらいることに気づいたんです」。
すぐに、「これだ!」と思ったという豊田さん。実際の調べによると、日本人男性の26%が薄毛で、その原因の多くがストレスだそう。
「日本のサラリーマンといえば禿げているイメージが強いかもしれない。でもそれは一生懸命働いた勲章だと思うので、手厚いサービスをしたい」と豊田さんは語る。
「御太助」のハゲ割は、まずは「僕、禿げてます」と店員に自己申告。その上で店員が頭髪の具合を見て、"禿げている"と判断したら、1人500円、2人750円...と禿げている人の人数に応じて割引額が決まるそうだ。ちなみにグループ内に5人禿げている人がいれば、1人分無料。
このユニークなサービスに、ネット上では「おもしろい」の声と共に、
「全員無料にしないと、禿げてる人同士で喧嘩になるのではないか」
「気まずくて禿げている人を誘いづらくなるのではないか」
など、禿げている人の心情を気遣うコメントもチラホラ寄せられているが、お客さんもこの割引サービスを楽しんでいるようなので、心配は無用そう。
「御太助(おたすけ)」は、禿げてない人も入店可能だ。
【動画】http://youtu.be/zDS8XX7lpcc
【参照リンク】
・Japanese Pub Shaves Prices for Bald Customers
http://www.odditycentral.com/travel/japanese-pub-shaves-prices-for-bald-customers.html
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