あなたは会話がおもしろい人? それとも、つまらない人?
なかなか自ら「おもしろいです!」と言い切れる人は少ないかもしれませんが、周囲のあなたへの反応を見ていると、自身の会話レベルが見えてきます。自ら話しかけるよりも、誰かが話しかけてくる頻度が多いなら、それはあなたが話しかけやすいオーラを放っており、なおかつ、会話がおもしろいからでしょう。
いつも、自分から話しかけてばかりの人は、少し会話力について考えた方が良いかもしれません。
なかには、既に「会話力に自信がない」と考えている人もいるでしょう。そんな方々には、野呂エイシロウ氏の著書『「話のおもしろい人」の法則』を開いてみることをオススメします。
同書では、話しベタでも相手の心を"ワシづかみ"にできる会話術が多数紹介されています。会話に自信がなく、話しかけることさえままならない人の強い味方となるはずです。例えば、「話のおもしろい人は、堺雅人になる。つまらない人は、半沢直樹になる」と野呂氏は指摘します。
実は話のおもしろくない人には、ある「ポジティブな共通点」があるそうです。それは"まじめ過ぎる"という点。
「話がつまらない人は、あえてポジティブに考えればまじめな人なのだと思います。"自分が理想とする自分"というものをしっかり持っている反面、柔軟性に乏しく、相手が望む人間像にうまく近寄って行くことができないのです。どこまで行っても自分は自分。だから変えることはできない」(野呂氏)
話がおもしろくない人は、自分を変えることができない。だからこそ、変えるのではなく"演じてみる"のです。
ドラマ「半沢直樹」の半沢と「リーガル・ハイ」の古美門研介、これはどちらも堺雅人が演じた役です。もちろん、半沢と古美門は堺本人とはまったく違う人間。堺は、仕事が終わると次の役を演じる必要があるので、また新たな堺が演じた○○というキャラクターが生まれるのです。
野呂氏は、この堺のような俳優という職業のように、自身も会う相手によってキャラクターを変えてみることをオススメしています。
例えば、Aさんに会う時は、Aさんに向けてカスタマイズされたキャラクターに、BさんにはBさん用のキャラクターと、使い分けるのです。
もし、あなたが半沢直樹のように、「一本筋の通った男になる!」と常に構えていたらどうでしょう。その姿を好意的に受け入れる人もいるでしょうが、その逆ももちろん存在するのです。
大切なのは、一つのキャラクターに依存しないこと。相手に対して違う自分を演じることができたら、少しずつおもしろい話ができるようになることでしょう。一度、だまされたと思って試してみてください。
【書籍データ】
・『「話のおもしろい人」の法則』 野呂エイシロウ著 アスコム
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