昨年11月に東京ドームでライブを行い、いまだ衰えぬ美声で日本のファンを感激させたポール・マッカートニーが、今週末に国立競技場で、さらに21日には日本武道館でライブを行う。国立競技場は数万人の観客を飲み込むキャパシティがあるが、日本武道館の収容人数は1万人強。その驚愕のチケット代が議論の的となっている。
ポールにとって昨年の日本公演は11年ぶりのものだった。今回の国立競技場ライブは、すでに取り壊しが決まっている「国立」の、単独ミュージシャンとしてはラストライブ。「2年連続で来日」「ラストが外国人ミュージシャン」と、サプライズ的な要素は十分だったが、さらに今月になって、武道館追加公演が唐突に発表された。
しかし音楽ファンを驚かせたのは、48年ぶりとなる武道館公演の決定だけでなく、そのチケット代だ。その額は、SS席の10万円を筆頭に、S席が8万円、A席が6万円、B席が4万円と、通常のライブの10倍前後。参考までに近々に日本武道館で開催される他のアーティストのライブのチケット代を調べると、
・KARA 7500円
・吉川晃司 7560円
・長渕剛 8800円
・9nine 6300円
といった具合。それゆえネット上では、この金額設定について、
「生ける伝説だからね」
「金持ってる世代が対象だもんな」
「これが本当に最後かも+武道館
10万円くらい安いもの」
という意見もあるものの、
「さすがにそこまでの価値は感じないけどな」
「ジョンが生きてたら、絶対こんなことしない!」
「もう十分稼いだろ。
逆に1円とかにしてファンに還元する歳じゃないか?」
など、否定的な見方をする声も登場し、賛否は割れている。
ただし結果的にはポールの戦略は正しかったようだ。SS席を含め、武道館公演のチケットはバカ売れで、現在ヤフオクにはポールのチケットが多数出品されている。ちなみにポールは現在71歳。今回の「超高額でもバカ売れ」の状況に、ネット上では、「こんなに儲かるのなら毎年来てくれるよ」との声も寄せられている。
【参照リンク】
・ポール再来日!アウト・ゼアー ジャパン・ツアー 2014
http://outthere-japantour.com/budokan/
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