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27歳で他界したミュージシャンたちによる"27クラブ"...ジミ・ヘンドリクス、ジム・モリソン、ジャニス・ジョプリン、カート・コバーン、最近ではエイミー・ワインハウスもメンバーに加わったが、イギリスの研究者たち(リバプール・ジョン・ムーア大学の医療研究所)が、この27歳という年齢とロックスターの死との因果関係を探る研究を行った。


40人近いミュージシャンたちが27歳で亡くなっている、と聞くと異常なことのように思えるが、統計によると、どうやらロックスターの死が27歳という年齢に一番多い、というわけではないようだ。

とはいえ、それぞれの世代の同人種/同地域の出身の人々よりも、ロックミュージシャンの死亡率が高いことは事実らしい。例えば北アメリカでエルヴィス・プレスリー以降に登場したスターの生存率は、同じ時代の人々と比較した場合、87.6%だという。...今ひとつピンとこないが、他のグループに比べると、これはかなり低い数字なのだそうだ。

なお、「幼少の頃のトラウマなどを抱えたミュージシャンが多く、薬物などに走りやすいから」という説も根強いが、その辺りは依然として研究中で、更なる統計を取り綿密な調査が必要とのこと。少なくとも、名声や富を得ても幼少の頃の悪い体験を"治癒"することがなかなか難しいというのは事実だろう。

また、信憑性の高い研究結果として、「バンドメンバーであるよりも、ソロ・アーティストとして活動する者の方が若くして他界する確率が極めて高い」というものもある。これはつまり「メンバーに支えられることなく注目とプレッシャーを一身に受けるから」ということだ。逆に、「若くして死ぬロッカーにはドラマーが多い」という説はマユツバもの。レッド・ツェッペリンのボンゾやザ・フーのキース・ムーンの死がそういった印象を与えるのだろうが、今回の研究主任によれば、若くして死んだミュージシャンの中には"マルチ奏者"が多いらしい。

音楽業界が激しく移り変わっている現在、若くして死ぬミュージシャンの数はどんどん減少しているという。音楽だけで生計を立てるのが難しくなったことが"他の選択肢"を増やす結果になった、あるいは切迫した若者による"音楽だけに人生を懸ける"という例が減少したことが、その理由ではないかと締めくくられている。

【動画】http://youtu.be/hTWKbfoikeg


【参照リンク】
・Why Do So Many Rockstars Die At 27? Science Explains.
http://collegecandy.com/2014/05/22/why-so-many-do-rockstars-die-at-27-science-explains/ 

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