アベノミクスの成長戦略の一環に、プロ野球のチームを従来の12球団から16球団に増やす案が含まれていることが判明。ファンの間で侃々諤々の議論となっている。
この案は、成長戦略を議論する自民党の経済再生本部が検討しているもの。すでにスポーツジャーナリストの二宮清純氏が講師として4月に招かれ、「16球団構想と日本経済再生」というテーマで、沖縄へのチーム創設や16球団化による地域活性や経済効果などについてティーチングを行い、自民党は6月までにまとめる党の提言に盛り込む方向だ。
4月なかばににわかに浮上したこの案だが、ネット上では活発に議論が行われている。Yahoo!では「プロ野球『16球団』構想をどう思う?」というアンケートが行われており、およそ9万5000人による投票結果は賛成が55.8%、反対が44.2%(5月30日時点)。賛成派からは、
「四国や北陸にも球団ができれば、地域密着型になって、今まで以上に盛り上がること間違いなし!!!」
「ファミスタみたいに全部外国人みたいなチームあってもいいんじゃね!」
「メジャーは、30球団あるから日本のプロ野球に16球団に増えて面白そう」
といった声があがる一方、反対派からは、
「現在の12球団でさえ、黒字経営できてるのは極僅かなのに」
「高齢化社会で観客数は伸びない」
「現実的とは思えない」
などのコメントが登場しており、
「サッカーのように降格のある緊張感の中でプレーする仕組みを作るべき」
「こんなことが成長戦略の目玉にせざるを得ないことに危機感を感じます」
という意見もあがっている。
なお新たな本拠地として、ネットユーザーからは新潟、松山、岡山、沖縄、金沢、山形、鹿児島などが候補地にあげられている。ただし、ネット上には、「最終的には8球団が理想」「4球団くらいでいいだろう」という声も。適正球団数に対する認識は、人によってかなり隔たりがあるようだ。
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