「アイドル戦国時代」が叫ばれてからずいぶん経つ。地方や都内に関わらず、また集客力の大小によらず、ここ数年で数々のアイドルグループが世に出たことは間違いない。しかしひとときのブームはある程度落ち着き、現在はアイドルたちが次世代への生き残りや、あるいは更なるステップアップを目指す、いわば模索の時期に入っている。そんな中、2014年6月12日に、ファーストソロ写真集をリリースする一人の少女がいる。彼女の名は、宮本佳林。近い将来、伝説となるアイドルだ。
宮本佳林。2008年11月からハロプロ研修生として活動。2013年9月にはJuice=Juiceのメンバーとして、目標としていたメジャーデビューを果たす。弱冠15歳にしてキャリアは長く、挫折と苦悩を経た彼女だが、特筆すべきはその美貌と良い子っぷりだ。そんなまさかと思うなら、「宮本佳林」で画像検索してほしい。キャワワ〜! かりんちゃんさんキャワワ〜! 見れば見るほど可愛くなってしまうという生きるトリックアート。それが宮本佳林という、次世代のアイドル界を牽引するエースなのだ。
そんな宮本佳林が6月12日にリリースするファーストソロ写真集「佳林」は、全編沖縄で撮り下ろし。「本人も緊張したという初水着からはじまり、純白のワンピースや浴衣姿、制服姿に部活動のユニフォームまで、15歳のカリンの魅力を丁寧に切り取」っているとのことで、まさしくすごい!やばい!一冊になっていることは間違いない。かつ雑誌で本人が「夢にまで見たソロ写真集だから、最高にかわいい写真を撮って頂きたかったんです」ってうるうるしちゃうぐらいなので、命令されなくても「愛してるわ」って言いながら写真集5冊は買うでしょ! こんなに可愛くて優しい女の子を喜ばせることが出来ないなら、何のために男の子やってるんだって話だろ、そうでしょ!?
まあ、とは言えいきなり誰かのことを好きになるのはそう簡単なことではありません。そこで本日は、宮本佳林のファーストソロ写真集「佳林」に収録されているらしい写真を眺めながら、こんなことを頭の中で思い浮かべたら良いのでは?というお話を3つ提案します。絶対佳林のこと、好きにしてみせちゃうんだから!
1 制服姿の宮本佳林
「まったく、冗談じゃないよなあ」俺と佳林は子どものころからの幼なじみ。だから学校でも普通に遊ぶ仲なのだが、最近そんな俺たちのことをクラスメートがからかってくる。今日は黒板に相合傘まで落書きされる始末だ。別に、佳林と俺はそんなんじゃない。ただの友だち同士だし、だから今日だって普通に一緒に下校する。でもなんだか、変な感じだ。お互い、意識しちゃって、いつものように軽口が叩けない。一応、確かめるように聞いてみる。「そういうんじゃないもんな?俺たち」佳林は答えない。その代わりに、こっちを向いて、そして、困った顔をして笑う。その表情は、申し訳ないけどすごく可愛くて、俺はくらっとする。梅雨だ。昼過ぎから降り出した雨はまだやんでいない。「傘、持ってる?」佳林は首を横に振る。それで俺は、勇気を出して言ってみる。「......相合傘、する?」佳林は、照れたように唇をかんで、こくりとうなずく。佳林はすごくちっちゃくて、俺のさした傘にすっぽり入る。その横顔を独り占めできている俺は、生まれて初めて、梅雨の雨に感謝していた......。
2 初水着の宮本佳林
相合傘の日から一週間が経った。俺と佳林は友だちとして毎日のようにふざけながらも、今までよりも二人でいる時間はなぜだか増えた。付き合ってるとかそんなんじゃなくて。でもなんだか自然に、二人きりになっているのだった。そして今日もまた、下校の途中でファーストフード店に寄って、下らない話しを楽しんでいる。おっと。忘れてた。今日は佳林にちょっとしたサプライズがあるのだ。「写真集、買ったぜ?」ジュースを飲んでいた佳林は、びっくりしたようにむせる。「ファーストソロ写真集『佳林』かあ。初水着にも挑戦したんだろ?」と言って俺は、水着の写真のページを開いて佳林に見せる。恥ずかしそうに、両手で隠そうとする佳林。からかう俺。佳林はいやいやと首を横に振って、手のひらで自分の顔を隠している。恥ずかしがっている佳林の姿もすごく可愛くて、俺はくらっとする。そして、考えていた。今年の夏は佳林と二人で、海へ行くのも良いかな、って......。
3 浴衣姿の宮本佳林
せっかくの花火大会だからということで、佳林は張り切って浴衣を着て来た。夜空に花が咲くたびに、佳林は口をあけて喜んで、まるっきり子どもみたいだ。俺はそんな佳林が可愛すぎて、花火を見ることが出来ずにいる。こんなとき「花火よりも綺麗なカリンちゃんを見てたから、全然花火を見てなかったよ」なんて冗談めかして言えれば良いんだけど、あいにくそんなガラじゃない。ただ、俺には一つのミッションがあった。それはこの花火大会で、佳林と手を繋ぐこと。だけどタイミングが難しい。どこで行くべきか、それが問題だ。大きな花火が上がった瞬間、どさくさに紛れて手を繋ごうかと思ったその瞬間、この日一番の大きな花火が夜空に上がった。「おお、びっくりした。でっかい花火だなー」そう言って横を向くと、佳林はどこか真面目な顔をしている。ん? 何か変だ。気がつくと、俺の手は、佳林の手に握られていた。どうやら考えていたことは同じだったみたいだ。佳林はこっちに目を向けようともせず、夜空を見上げている。だけどその手はギュッと俺の手を握っていて、そんな佳林の姿がすごく可愛くて、俺はくらっとする。また大きな花火が上がった。明るく照らされる佳林の横顔。だけど佳林の顔が耳まで真っ赤になっているのは、たぶん花火のせいだけじゃないようだった......。
<結論>
あなたが言いたいことは分かる。キショイと言われてもまったく言い訳ができない文章をこの世にドロップしているという自覚はある。しかし大の大人にそうさせてしまうほど、宮本佳林という存在は凄いのだと、それだけは理解してもらった上でファーストソロ写真集「佳林」を手に取ってみてほしい。6月12日、ワニブックスから発売です!
(相沢直)
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