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『X-MEN:フューチャー&パスト』はミスティークの物語!X-MENのメッセージを一番体現
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『X-MEN:フューチャー&パスト』はミスティークの物語!X-MENのメッセージを一番体現

2014-06-09 19:30
    Filed under: AOL限定, カルチャー, 映画, 連載

    キャプテン・アメリカ、スパイダーマンと続いて、X-MENファンの皆さん、お待たせしました!!『X-MEN:フューチャー&パスト』の登場です!皆さんの中に眠る全開で、楽しんでください!!その期待、裏切られません。
    以下 極力ネタバレなしのレビューです。


    素晴らしいX-MENでした。本作は、名作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のストレートな続編であり、そこに人気の旧X-MEN三部作のキャラが登場している、という構造です。

    ウルヴァリンが、両X-MENをつなぐ狂言回しとして登場しますが、この映画の主役は、前回同様ミスティークなのです。彼女をめぐってチャールズ/プロフェッサーXとエリック/マグニートーは対立し、そして彼女のミュータント=X遺伝子が、人類存亡の危機につながる鍵なのです。この映画における、ミスティークは『ターミネーター』におけるサラ・コナーなのです。

    考えてみれば、X-MEN映画では、ミスティークがいつも重要なキャラで登場してきました。なぜでしょうか?その気になれば、ミスティークは偽りの姿で、この世の中で、美女としてチヤホヤされながら幸せに暮らせるのです。でも彼女は、それを"よし"としない。偽りとは、自分の本来の姿を恥じること、そして自分を恥じる必要などないのだから。彼女が憎むのは"青い肌に生まれた運命"ではない。"青い肌を受け入れてくれない、この社会"なのです。だから彼女は戦う。

    これは、すごく失礼な言い方かもしれないのですが、最初の映画『X-メン』でミスティークを選んだ理由は、インパクトのあるセクシーキャラが欲しいぐらいの位置づけだったのではないかと思います。だからモデル出身のレベッカ・ローミンさんが選ばれたのだと思う。演技派の若手アンナ・パキン嬢はローグでしたから。
    でも映画の中で、レベッカさんは、このミスティークというキャラに深みを与えた。映画の作り手たちは、このときミスティークこそ、X-MENのメッセージを一番伝えてくれるキャラと気づいたのではないか?だから事実上のリブート作である『ファースト・ジェネレーション』でもミスティークは登場した。しかも、最も旬で演技派のジェニファー・ローレンスさんが、この役を演じるのです。

    コミックのキャラ分けでは、ミスティークは、もともと『ミズ・マーベル』という女性ヒーローの敵役だったこともあり、 "悪役"と位置付けられているわけですが、映画のミスティークを観たら、彼女をただの悪女とは決して決して思えないでしょう。



    このミスティークをめぐるドラマを軸にしながら、今まで以上に、ミュータントたちの超能力の見せ場が炸裂します!

    僕が特に印象に残ったのが、まずブリンクという女性ミュータント。空間に特殊な穴をあけて、自分や相手を瞬間移動させるのですが、彼女の超能力を使ったアクションは美しく、かっこいい。このキャラのファンになりました。マグニートーの磁気パワーも健在。『ファイナル・ディシジョン』の金門橋、『ファースト・ジェネレーション』のミサイルに引き続き、今回もすごいものを動かします!
    そしてなんと言ってもクイックシルバー!本作の"楽しい部分"担当。高速超人の描き方って、こういう表現があるのかと感心しました!



    原作コミックをご存知の方は、このマグニートーとクイックシルバーは父子ですが、映画では?二人のやりとりにご注目です(笑)そして、『ファースト・ジェネレーション』では"キューバ危機"という歴史上の出来事が、描かれていましたが、今回も、マグニートーが、ある歴史的事件に関わっていた、という設定があります。その"真実"が語られたとき、『おお!』とうなってしまいました。なるほどね! と思うこと必至です。
    あとTVの『スター・トレック』好きはニヤリとします。場面は違いますが、新旧キャプテン登場?というお遊び(笑)

    今までX-MEN映画を観てきた人には、ラストで歓喜を(きっと)あげるでしょう。
    また映画のクレジット・シーンのあとにお楽しみがあります。
    次作『X-MEN:アポカリプス』への伏線です。
    原作コミックでは、アポカリプスとは、古代エジプトから生きていて、フォースメン(4人の騎士)という従者を従えているという設定のミュータント。

    『X-MEN:アポカリプス』は、『ファースト・ジェネレーション』からの流れらしいので、旧X-MENの姿をスクリーンで観るのはこれが最後かもしれません。
    あなたの大好きなX-MENに是非会いに行ってあげてください!
    そしてX-MENの物語は、これからもまだまだ続くのです!
    SNIKT!

    特報!
    『X-MEN:フューチャー&パスト』を観る前に、シリーズ全作を、
    特別価格の『デジタル配信』でおさらいしましょう。
    http://video.foxjapan.com/library/xmen/

    【参照リンク】
    ・『X-MEN:フューチャー&パスト』公式サイト
    http://www.foxmovies.jp/xmen/ 

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