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フジテレビ系サッカー番組のスペシャルサポーターを務める元AKB48の大島優子が、サッカー日本代表に送った「自分自身に熱狂してください」という言葉が、ネット上で騒動を巻き起こしている。


大島の「自分自身に熱狂してください」発言が出たのは、6月20日に放送された『2014 FIFAワールドカップ DAILY』(フジテレビ系)でのこと。番組の最後、決勝トーナメント進出には最低でもコロンビア戦での勝利が必要な日本代表に対し、「とにかく自分自身に熱狂してください」「そしたら扉が開いて気持ちも一つになる」とエールを送ったのだ。

そんな大島の「自分に熱狂して」発言に対して、コラムニストの小田嶋隆氏はツイッターでこんな苦言を呈している。

「あんたがあんたに熱狂することを止めようとは思わないけど、他人にすすめるのはやめてもらいたい」
「『自分に熱狂してください』ってなんだよ。良いこと言ったつもりなんだろうか」

少々厳しめのトーンでのつぶやきだったこともあり、小田嶋氏は大島のファンから猛烈な批判を受け、ツイッターが一時炎上状態になってしまった。

ただ、たしかに小田嶋氏が言うように、大島の「自分自身に熱狂して」という言葉は、いささか漠然としすぎていて、イマイチ何が言いたいのかよく分からない。「熱狂」には、「ある物事に夢中になり、心がたかぶっているさま」(goo辞書より)という意味があるが、対象は基本的に自分以外のものごとや人物。そのため、ツイッター上でも、「意味不明」との声が続出したほか、

「確かに意味分かんないよね。相当なナルシストってことでしょ?
『俺のプレーすげぇ!俺すげぇ!俺かっけぇ!俺ヤバイ!俺まじすっごい!』
ってチーム戦のサッカーの選手でやっちゃいけないんじゃ・・・」

などという突っ込みも。

だが、大島はスポーツ紙のインタビューでも同様の発言をしており、生放送で急にコメントを求められ、ワケが解らなくなって思わず出てしまった言葉ではないようだ。

一体どういう意図なのか? AKB48事情に詳しいアイドルライターは、"いかにも大島らしい発言"だという。

「大島優子はとにかく上手いことを言おうとするタイプ。以前、2011年のAKB48選抜総選挙で2位になったときのスピーチで『票数は皆さんの愛です』と発言しました。大島本人としては、すごく上手いことを言ったつもりでしょうが、結局『愛はお金だ』って開き直っているだけですからね。全然名言ではない。大島は、言葉の意味を深く考えず、"なんとなく上手く聞こえそうなこと"を言ってしまうタイプなんです」

この「上手いことを言いたい」という傾向は大島だけでなく、AKB48の他のメンバーにも当てはまるという。

「峯岸や指原なんかが、特に"上手いことを言いたがる"タイプです。篠田麻里子もその傾向がありますが、篠田の場合は本当に上手いことを言えている。逆に前田敦子や小嶋陽菜なんかは、まったく上手いことを言おうとはしません。前田の伝説的名言『私のことは嫌いになってもAKB48のことは嫌いにならないでください!』は、ナチュラルに湧き出た言葉でしょうね。

何故、峯岸や指原ら、"無理をする"メンバーがあらわれるかというと、総選挙のスピーチで何を言ったかで、そのメンバーの評価が左右されてしまうため。ナチュラルに良い言葉が出てこないメンバーは、無理矢理にでも上手いことを言おうとして空回りしてしまうんです。

結局、大島の意味が分からない発言は総選挙の悪影響ですよ。ちなみに、AKB加入当時から大島を見続けている僕の分析では『(代表は)自分に熱狂して』は『頑張ってください!』くらいの意味しかないと思いますよ」(前出ライター)

今後も、大島優子が上手いことを言おうとしている場面に出くわすことが何度かあるだろう。そんなときもいちいち突っ込まず、あたたかい目で見守ってあげるべきなのかもしれない。

【参照リンク】
・FIFA ワールドカップ ブラジル 2014 - フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/sports/soccer/2014fifaworldcup/ 

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