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『悪い男』、『うつせみ』、『サマリア』、『魚と寝る女』、『絶対の愛』など、その時代を風刺しつつ、偏愛に満ちた独特の作風をもち、『嘆きのピエタ』で金獅子賞を受賞した鬼才キム・ギドク監督。その最新作にして超問題作である『メビウス』の公開日が12月6日に決定した!


『メビウス』は夫が近所の女と浮気したことで嫉妬に狂った妻が、夫のアソコを切りとうとするも失敗、とんでもないとばっちりで息子のアソコが切り取られてしまうところから幕を開ける。そんな幕開けは聞いたことがないし、見た事もないが、さらに壮絶な展開が待ち受ける。妻に家を出ていかれた後、父はアソコがないことで絶頂に達することができなくなった息子に罪悪感を感じ、いろいろと模索。そして"ある手段"で絶頂に達することができることを発見する。それを息子に教え、不思議な父子関係を取り戻していくが、そこにあの狂気に満ちた母ちゃんが帰ってきたことでさらなる破滅への一途をたどる。



さらにこの映画、一切セリフがなく、「叫ぶ」、「泣く」、「笑う」という動作だけで構成されているとのこと。かつては監督作品『悪い男』で最後までほぼしゃべらなかった主演の男を演じたチョ・ジェヒョンが父役で出ているのも注目ポイントだ。嫉妬に憑かれた狂気の妻と夫の浮気相手の女をイ・ウヌが一人二役で真逆の存在を演じているのも見逃せない。



過激な性描写も話題で、本国韓国でも上映制限が敷かれたほど。もちろん日本公開もギリギリでR18になったとのことだ。このとんでもない設定の映画に「性」とは、「家族」とは、そして「人間」とは一体何なのかが凝縮されている。

【海外版トレーラー】http://youtu.be/kvD9zGR8NwM


確実に一石を投じるキム・ギドクの超問題作がいよいよお正月映画としてシネマカリテ他全国で公開される!これは待ち遠しい!!

『メビウス』は12月6日より全国公開

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