7月3日に放送された「VS嵐」(フジテレビ系)を目にしたほぼ全ての日本国民が、パニックに陥ったと言われている。この日の嵐の対戦相手はチームぽっちゃり。渡辺徹、ケンドーコバヤシ、バービー(フォーリンラブ)、柳原可奈子、アントニー(マテンロウ)、までは分かる。しかしもう一人、この美少女は一体誰だ? ぽっちゃり以前に美しすぎる。しかもこんなに笑顔が素敵な女の子が日本にまだいるのか? 彼女の正体を知ろうとする人々がフジテレビに電話をかけて回線がパンク寸前になったとかならないとか。しかしどうか落ち着いてほしい。慌てないで! あの笑顔がとっても素敵なぽっちゃり女の子は、今をときめくモーニング娘。'14の、鈴木香音ちゃんという女の子です!
まさに「笑顔の君は太陽さ」という言葉が誰よりも似合う美少女、鈴木香音(モーニング娘。'14)の本格的なバラエティ進出への第一歩。「ぽっちゃり」というくくりで出演することへのファンからの戸惑いや不安を、彼女は一掃した。そんな当たり前の常識が通用しないほどに、彼女は圧倒的に美しくて可愛かったからである。この出演がバラエティ業界に与える意味は大きい。道重さゆみ、嗣永桃子、菊地亜美という、AKBグループ以外ではほぼこの3人が独占しているバラエティ番組のアイドル枠。しかしこのイスを担える逸材はまだまだいるという事実が明らかになったからだ。
それでは今後、どういったアイドルがバラエティ番組に進出する可能性があるのか? 今回は、これから近い将来、バラエティ番組に進出しそうなポテンシャルを持った3人のアイドルを紹介しよう。一体どんな番組に出れば、あるいはどういう役回りを任せれば彼女たちの魅力が存分に引き出せるかも僭越ながら提案するので、テレビ関係者の皆さんは是非参考にしていただきたい。
というわけで今回は、次世代のバラエティを席巻するかもしれない、3人のアイドルを検証します。
1人目 工藤遥(モーニング娘。'14)、どんな番組で何をフられても号泣。
野々村兵庫県議の記者会見が日本のみならず海外からも注目を集めていることからでも分かる通り、いま「号泣」が求められている。制作サイドで「あー、なんか番組のこの辺で一発ハデな号泣がほしいなー」というタイミングで必ず結果を残してくれるはずなのが、モーニング娘。'14の工藤遥だ。2014年現在、日本でいちばん頑張り屋さんの中学三年生として知られている。
彼女はかつて「教訓のススメ」(フジテレビ系)で「椅子の数がピッタリな椅子取りゲーム」に挑戦。参加者10名に対して椅子が10個という不思議な椅子取りゲームに挑んだのだが、その際、戸惑いを隠せずに突然号泣。ゲームの不条理さをスタッフに訴えながら「真面目にお仕事してるのに!」と涙を流す姿は、あまりにもキャワワ〜! どぅー、キャワワ〜! 「一生懸命さ」がとにかく伝わってくる、素晴らしい展開だった。
野々村県議の号泣がえも言われぬパワーを持つのと同様、工藤遥の涙にも圧倒的な力がある。トーク番組で取りあえず号泣させてみるというのもあるが、「プレッシャークイズ」的な番組で追いつめる、あるいは「探偵!ナイトスクープ」の新局長就任というのもない話ではない。「桂小枝探偵に戻ってきてほしい」と号泣する工藤遥の画だけで1時間は持つだろう。ただ、何も演出をつけないとすぐに霊が見える話をしてしまうので、そこは是非とも気をつけていただきたい。
2人目 譜久村聖(モーニング娘。'14)、大物司会者のアシスタントに。
先日、ソロ写真集「うたかた」を発売したばかりの譜久村聖。弱冠17歳でありながら、その肉体というか存在自体から醸し出される色気がちょっと尋常じゃないことになっており、団地妻感、あるいは未亡人感とでも言えば良いのだろうか。憂いを含んだその瞳の潤いは、間違いなく視聴者の心を掴んで離さないだろう。
やはり彼女のその特徴を活かして、ここは一つ、大物司会者のアシスタントに抜擢してもらいたい。まだ夜をイメージさせる大物司会者、たとえばみのもんたのアシスタントとして横に立つ姿を想像しただけで、既にハラハラする。譜久村聖の色気によって、大物司会者もよりエネルギッシュになるはずだ。テープチャンジやコマーシャルの際、どんなことを言われたりされているか、それを考えただけで目の離せない番組になることは間違いない。
もちろん卑猥なことをされても困るのだが、譜久村聖はその色気に併せて凛とした高貴さも持ち合わせているため、軽々しく尻に手が伸ばせる存在ではない。むしろ、尻に伸ばそうとした手を、ピシャリと叩かれることに大物司会者も喜びを感じるだろう。そう。譜久村伝説が、いま、始まる。
3人目 佐藤優樹(モーニング娘。'14)、2代目江頭2:50に就任。
現在のモーニング娘。'14の中で最も破壊力を持っているリーサル・ウエポン、それが佐藤優樹だ。何をしでかすか分からない自然児である。不思議キャラとかそういう次元を超えて、本当に何が何だか分からない野性の魅力を持った存在であり、予定調和のバラエティを破壊できる逸材だ。であるならば、江頭2:50と共演し、2代目を就任するというのも一つの手ではないだろうか。
江頭2:50とアイドルが対峙する際、通常欲しい画は江頭を嫌がるアイドルということになるだろうが、佐藤優樹なら互角の勝負が出来る可能性がある。というか、何の試合をしているのかすら分からない、常識を超えた戦いになるはずだ。エガちゃんブリッジで三点倒立をする江頭2:50に向かって、奇声をあげながらフライングクロスチョップを放つぐらいのことは平気でやる中学三年生、それが佐藤優樹である。
近くにメンバーがいると変に成立してしまいそうなので、ピンでどんどん出ていってほしい。入場曲はブルーザー・ブロディ同様「移民の歌」で決まりだろう。失敗を恐れずいまこの瞬間を全力で楽しんでほしい。「ヤッホータイ精神」さえあれば、佐藤優樹はバラエティ史上にその名を残したって、少しもおかしくはない存在なのだから。
<結論>
結果的に三人とも、モーニング娘。'14のメンバーになってしまったことに対しては、ここで謝罪したい。でも、だってそれぐらい、今の娘。って仕上がってるんですよ! 上記に挙げた三人以外にも、道重さゆみさんは勿論のこと、「大阪の番組のロケでスベりまくってタージンから本気で叱られる生田衣梨奈&石田亜佑美」「小堺一機に気に入られてうっかりコロゾーの座を奪い取る飯窪春菜」「フェティシズムが強すぎて『有吉反省会』で反省させられる鞘師里保」「謎の魔術を駆使してどこかのテレビ局オーナーを洗脳し編成権を握ってしまう小田さくら」など、見てみたい姿が、見てみたい景色が沢山ある。そんな夢を抱かせてくれるグループ、それが今のモーニング娘。'14なのです!
(相沢直)
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