カナダ・モントリオールで開催されたイベント<Warped Tour 2014>に出演した、米カリフォルニア出身の人気ポップパンクバンド"The Story So Far"が、ライブ中にセキュリティと大喧嘩する映像が話題になっている。
ネット上にアップされた動画では、ステージでボーカルのParker Cannonが「いい感じかな?」と観客に語りかけ、メンバーとも楽しそうにやりとりするMCシーンから始まる。
演奏が始まると興奮し、クラウド・サーフィンしながらステージと柵の間になだれ込んでくるファンたち。激しいライブではお馴染みの光景だが、ステージ前にいたセキュリティの男性が派手にダイブしてきたファンのひとりを乱暴に振り払うように"排除"したから大変。一部始終を心配そうに見ていたメンバーのWilliam Levyが「おい!」と叫んでギターを投げ捨て抗議すると、ボーカルのParkerもブチ切れてステージから飛び降り、この横暴なセキュリティに掴みかかった。
しかも、あろうことかセキュリティがParkerにパンチをお見舞いしたため、あわや乱闘か!? という騒ぎへと発展。当然ライブは中断し、セキュリティが「戻れ、戻れ!」と叫ぶなど、緊張感が漂う現場の様子がカメラに収められている。
https://www.youtube.com/watch?v=Kht8LQOninc
<Warped Tour 2014>では"モッシュ/クラウドサーフィン禁止"というバナーが掲出され、「モッシュやクラウド・サーフィンすることで観客がケガすること、訴訟が起きかねないこと、今後のWarp Tourの開催が難しくなること」の可能性を訴えていた。
しかし、何よりもファンを大切にするThe Story So Farの行動はその後、観客から大きな歓声と拍手が送られたようだ。ネット上では
「リスペクト!!」
「クラウド・サーフィンから安全を守るはずのセキュリティが...」
「セキュリティは自分の仕事をしただけでは?」
「モッシュやクラウドサーフィン禁止って、ロックやパンク、メタルのライブじゃ難しいよ」
「ポップ・パンクを守れ!」
と賛否両論あるものの、ためらうことなくファンを助けようとした彼らの行動は尊敬に値する、と大いに話題になっている。この男気あふれるThe Story So Farが気になった方は、YouTubeなどで彼らのMVを見ることができるのでチェックしてみては。
https://www.youtube.com/watch?v=_vACAiPfAlc
【おまけ動画】セキュリティに殴られるカート・コバーン
https://www.youtube.com/watch?v=Gx5azOQPpY4
【参照リンク】
・The Story So Far Defend Crowd Surfer From Security
http://thenewfury.com/wordpress/?p=2464
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