7月24日夕方頃から東京を見舞ったゲリラ雷雨。都内の各地では豪雨に加えて激しい落雷により停電や冠水事故が続出し、鉄道各社も一部で運転を見合わせるなど、首都圏の帰宅ラッシュを直撃した形となった。そんな激しい雷雨の中、twitter上を中心に話題となっていたのが、渋谷駅南口方面の、国道246号線上に架けられた「歩道橋の上の冠水」だ。
誰もが知っているように、水は高いところから低いところへと流れるもの。そのため、道路より高い位置に架けられている歩道橋が「水浸しになる」というのは、一般にあまりイメージしづらいかもしれないが、ネット上に投稿されている画像には、明らかに大きな水たまりが。そのことから、現在、一部では「なぜこんなところに大量の水がたまるのか?」と疑問の声があがっているのだ。
結論から言ってしまうと、これら大量の水のほとんどは、「歩道橋のさらに上」から降り注いでいたもの。実はこの歩道橋、国道246の上をカタカナの「ロ」の字を描くようにして架けられているのだが、そのさらに上には首都高の高架。要はそこにある水たまりの上を車が高速で通過するたびに、勢いよく水が巻き上げられ、それがそのまま滝のように下の歩道橋へと降り注ぐというのを繰り返した結果、これほどの水がたまってしまったと考えられるのだ。
首都高でこの付近をよく通過するというあるタクシードライバーによると、この歩道橋の近くは、以前から水溜りができやすいため、注意して減速するようにはしているという。しかし、そのことを知らないドライバーは、そのままのスピードで通過していくため、雨の日には大量の水が歩道橋へと降り注ぎ、事情を知らない歩行者をズブ濡れにしてしまうことも少なくないのだそうだ。
地上も地下も、網の目のように交通網が張り巡らされている首都・東京。ドライバーも歩行者も、そうした東京ならではの特徴を意識しつつ、一定の緊張感を持って移動したほうがよさそうである。
文・鈴木將義
【参照リンク】
・該当ツイート
https://twitter.com/Jo_Imada/status/492266393052512256/photo/1
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