数年前の不正受給に端を発した一連の生活保護費問題について、また新たな騒動が発覚した。
滋賀県の草津市によると、社会福祉課に勤務していた40代の男性職員が、同課に申請されていた保護費の支給手続きを放置していたことを受け、なんと自腹で350万円もの保護費を支払っていたことが判明。事態を把握した市側が、処分を行うことが明らかとなった。
この職員は昨年5月から今年6月にかけて、都合2世帯分の申請を事実上放置していたが、その状況を上司に申し出ることができず、自らの給与はおろか、貯金を切り崩してまで、対象世帯に振り込んでいたという。こうした職員の自腹支給に対し、ネット上では、
「あんたは公務員の鏡や!」
「こういう生真面目な人が処分されるってせつないよな...」
「地元の役場なんて態度でかいやつらばかりやで」
「支給されたうちはきっと感謝してるだろうな...」
「この人を処分するくらいなら不正受給をなんとかしろや」
「この職員のほうがもらう側になってしまいかねないなんて...」
...と、どちらかと言えば、この職員の生真面目さや、誠実なその仕事ぶりに対して理解を示すとともに、一向に減る気配のない不正受給者に対して、厳しい監視と罰則を求める声が相次いでいる。
たしかに、仕事上のミスがきっかけであったにせよ、自腹をきってまで対象者に支給を続けたこの職員、それを「単なる不祥事」と断じてしまうことは、いささか気の毒であるように感じてしまうのだが...如何だろうか。
文・藤本秀太
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