「ダイヤを買う権利が当たった」という架空の話を高齢者に伝え、現金150万円を騙し取る事件が発生、被害の相談を受けた当局が捜査に動いている。
被害にあった80代の女性によると、今年5月頃、宝石の加工業者を名乗る男の電話が数回あり、その後、今度は東京の宝石販売業者を名乗る男から、「ダイヤモンドの予約金」として現金150万円をアルミホイルに包んで、ゆうパックで送るようにとの指示が。その話を信じてしまったこの女性は、言われるままに現金を郵送、その後、何の音沙汰もないことから、被害に遭ったことに気づいたという。
なお、この事件に対し、現在ネット上では、高齢者を標的とした卑劣な犯行に、「胸が痛む」という声と、アルミホイルを用いるように指示した犯人について、その「情報弱者ぶり」を指摘する声が。
「X線検査対策のつもりだろうけど実は情弱という」
「アルミホイルが効果ないって知らなかったんだろうな」
「犯人は10代~20代前半のガキか、アラフィフくらいの痛いおっさんと見た」
「情弱が情弱を騙すこの国はホントに救い難いよな...」
「ブルーハーツの歌かよ...」
「よく騙されるほうも悪いとか言うけど、年寄騙すのってさ...」
「ばあちゃんからすれば自分の葬式代とかに貯めてた金なんだろうな」
なお、日本郵便によると、レターパックでやりとりされる荷物について、今年7月からX線による検査を実施しているというが、たとえ中身をアルミホイルで包んだとしても、実際には効果が見込めず、検査結果に影響はないという。
いずれにしかり、今は一刻も早く事件が解決し、被害に遭ったお年寄りの手に虎の子の150万円が戻ることを祈るばかりだ。
文・葛西敦規
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