1945年、第二次世界大戦下ヨーロッパ戦線を舞台に、たった一台の戦車でドイツ大軍を相手に戦い抜いた、5人の兵士たちの絆を描く映画『フューリー』から、ブラッド・ピット演じる主人公ウォーダディーがたたずむ新たな場面写真が公開された。
写真は、ウォーダディーが中尉に戦闘の状況を報告するシーン。報告を聞き、目を合わそうとしない将校の様子からは、深刻で重苦しい戦況が伝わってくる。
終戦間際の戦場で、ナチスドイツと戦うアメリカ兵士たちの24時間を描いた本作は、圧倒的なリアリティに溢れている。
17歳でアメリカ海軍に入隊した経歴をもつ鬼才デヴィッド・エアー監督は、当時を忠実に再現することに気を配ったそう。世界で唯一稼動状態にあるティーガー戦車など、本物の戦車を使用するために粘り強い交渉を行ったそうだ。
また戦車の部品ひとつひとつも本物にこだわる情熱ぶり。「壁をじっと見ていたら、配水管のパイプが見えてバーコードがその上に貼られていたんだ。その時、はっと思った。第二次世界大戦中にバーコードは存在しない。ここにあってはいけないんだ!ってね。思わず泥を一掴みして投げて隠したよ」と撮影秘話を明かしてくれたのは、軍事監修のオーウェン・ソーントン。
またロンドンでの撮影に入る前、ロスで4人の退役兵士を招へいし、役者たちと彼らによるディスカッションが行われたそう。その時のディスカッションを最大限に生かした演技をブラピはじめ役者たちは見せてくれたそうだ。「ブラッドは撮影中、遠くから見ると、疲逞しい1人の兵士だった。セットの中で役者たちに話しかけることができなかったのは、彼らがまさに、故郷に帰ることのできない過酷な状況の兵士たちそのものだったからだ」と軍事監修の1人であるデビッド・スティング・リーは語る。
米戦車・シャーマンVS独最強戦車・ティーガーの壮絶な戦闘シーンが、映画史上最大のスケールで描かれる!
『フューリー』は11月全国ロードショー
(C)Norman Licensing, LLC 2014
■参照リンク
『フューリー』公式サイト
http://fury-movie.jp/
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