中国検索大手百度(バイドゥ)が、9月3日に北京で開催したイベント「百度世界大会」で、スマートフォンと連動し、食品の安全性をチェックすることができる「スマート箸」なる新アイテムを発表した。
このアイテムを使うことで、塩分濃度やph値、さらには、今、自分が食べようとしている料理がどの程度の鮮度で提供されているのかといった部分までわかるようになるのだという。食品偽装の相次ぎ、社会問題と化している中国ならではの新商品といったところだろう。これに対し、ネット上では
「発想はおもしろいけど箸自体が危険とかじゃね?」
「なんで百度がこんなもん出すんだよwww」
「うーん単に食用油テスターを箸にしただけっぽいなぁ」
「これも中に無線の情報収集装置が入ってるんでしよ?」
「塩分とか糖分が測れると特定の病気の人に需要が有るかも。」
「これより先にやるべきことあるよな」
「まずは食品管理を優先すべきだと思うのだが...」
...と、その着眼点には一定の評価をしつつも、それが食品偽装が頻発する中国で開発されたものであるという点や、そもそもなぜ、検索エンジン大手の百度が開発したのか?といった点をいぶかる声も。とはいえ、発表された機能が適切に働くのであれば、魅力的なツールにもなり得るこの商品。iPhone6がそうであるように、パチモノの方が先に流通しないことを祈りたい。、
文・島田克彦
■参照リンク
・「食の安全測れる箸? 中国の百度が開発 赤に光ると危険」 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG944S99G94UHBI010.html
・Chinese firm serves up 'smart chopsticks' for wary diners
http://www.thestar.com.my/News/Regional/2014/09/05/Chinese-firm-serves-up-smart-chopsticks-for-wary-diners/
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