いわゆる「替え玉事件」は、洋の東西を問わず、昔からたびたび発生し、巷を賑わせているが、それが「バイクの免許」ともなると、きっと多く の人々が耳にしたことすらない、極めて珍しい事件と言えるだろう。
福岡県警によると、普通自動二輪免許を不正に取得しようとしたとして、高校1年の生徒(16)と、その友人である無職の少年(16)が、有印私文書偽造・同行使未遂容疑で福岡地検に書類送検されたことが明らかとなった。同県警南署が9月5日に発表した。
調べによるとこの高校生は、過去に筆記試験を20回も落ちてしまったことから、替え玉受験を計画し、友人である無職少年に依頼。8月14日、福岡市にある試験会場に二人で行き、受付後に交代するという手口で受験したものの、試験監督に気づかれてしまい、替え玉役の少年は逃走したという。この、前代未聞の騒動に、ネット上からは、
「たまにいるんだよなあ 何度も何度も筆記落ちる人」
「なんかかわいそう」
「筆記って...マークシートじゃねぇの?」
「20回も受けてんなら合格でいいだろw」
「20回もトライしたことに感動した。」
「涙誘う話だwつうか自動二輪の筆記って難しかったっけ?」
「30回落ちたら1ポイントで、50ポイント貯まったら無条件で免許証交付してやれよ」
...と、このような珍事件を引き起こすまで20回も落ちた少年に対して、どこか同情的な声も。たしかに、この少年が、たまたま筆記のみ不得意で、技術面は何ら問題がなかった可能性もあるが、バイクの運転は、本人のみならず多くの人の命にかかわるものだけに、やはりこうした厳密なチェックと罰則は、致し方のないことなのかもし れない。
文・杉下薫
■参照リンク
二輪免許試験に20回落ち...少年2人替え玉疑い YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140906-OYT1T50057.html
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