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今年、ミサイルによる撃墜事件や、不明機問題など、大き な不祥事ばかりが目立ったマレーシア航空。いずれの事件においても、同社の対応が実に様々な形で批判されたが、今度はここへきて、同社が行ったキャンペーンが物議を醸している。


同社がこのほど展開したのは、「Bucket List campaign」。日本語風に言い換えれば、「死ぬまでにやりたいことを書くキャンペーン」といったところ。今年、多数の犠牲者を生んだ事故の当事者であるはずの同社が展開するキャンペーン名と考えれば、既に危うい雰囲気が漂うが、案の定、このキャンペーンが発表された途端に、「なんで死を連想させるのか」「犠牲者のことを忘れたのか」「行方不明機は必ず戻ってくるんだろうな?」といった、同社に対する厳しい批判が全世界から殺到。

「これはNGだろ 日本では、ジョークでつうじん」
「仮に墜落事件がなかったとしても、航空会社が出すネタではないよなあ」
「行方不明機の 消息が知りたいな」
「タイミング的には、最悪。」
「まだ機体すら見つかってないのに」
「2回も乗員乗客を消し去っておいてこのジョークはないだろう」

...と、海を隔てた日本のユーザーからも、「さすがにこれは...」といった感じの声が数多くあがっている。

なお、激しいバッシングに晒された同社は、すかさずキャンペーン名を変更。「やりたいことリストキャンペーン」というニュアンスの「死」から遠ざかるタイトルで、再出発を試みたものの、未だに厳しい声が続いているようだ。

文・葛西敦規

■参照リンク
・Malaysia Airlines renames 'Bucket List' campaign, admits name 'inappropriate'
http://www.foxnews.com/world/2014/09/04/malaysia-airlines-renames-bucket-list-campaign-admits-name-inappropriate/ 
・マレーシア航空
http://www.mas-japan.co.jp/ 

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