瞬間最高視聴率25.3%を記録、この日の放送全体としても22.9%を叩き出し、有終の美を飾ったドラマ『HERO』の最終回に登場したあるシーンが、「フジテレビの報復では?」「えぐい」と話題になっている。
問題となったのは、放送開始49分頃からのシーンで、木村拓哉演じる久利生公平と、北川景子演じる麻木千佳の二人が、故・鍋島次席検事の墓参りに訪れるというひとコマ。この場面のなかで、二人の背後に移っていた墓が、それぞれ「竹内家」「古館家」と、その直後から始まるテレビ朝日の『報道ステーション』のキャスター2人の苗字だったのだ。しかも、その墓の並びは同番組での並びと同じ(画面左が竹内由恵、右が古舘伊知郎)であったため、ネット上では「フジからテレ朝への報復では?」と指摘する声が巻き起こった。
というのも、9月10日にテレビ朝日のバラエティ番組『マツコ&有吉の怒り新党』内で、フジテレビと同じ系列の産経新聞を燃やすというひとコマがあり、それが遺恨となっているのでは?と見る向きが多いからだ。ちなみに、今回放送された『HERO』の最終回が「クランクアップした」と公式に報じられたのは9月10日のこと。そこから編集に入ったとすれば、『マツコ&有吉の怒り新党』の結果を受けて、「リベンジ」したとしても、時系列的には しっくりくる。現在、こうした両局の攻防戦疑惑について、ネット上では、
「新聞といいテレビといいマスコミの足の引っ張り合いが加速してるな」
「普通は偶然と考えるがフジだからな」
「墓の位置関係とかまぁ明らかにそうだろうね」
「目クソ対鼻クソ」
「ドラマで背景の墓石まで用意するもんなの?」
「今の時代CGで文字のとこ変えるくらい出きる」
「産経燃やされたのは普通に考えれば意図的だろうが何も同じ土俵に乗るこたねーのに」
「それよりもキムタクが線香の火を吹き消したことの方が問題」
...と、その真偽に対して疑問に感じつつも、仮に「ガチ」であった場合、非常に見苦しい足の引っ張りあいだとする声が目立つ。本筋以外の部分で異常な注目を浴びることとなってしまったこの両極の衝突疑惑、果たして今後、どのような展開を見せるのか、気になるところだ。
■参照リンク
HERO - フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/HERO/index.html
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