「中二病」という言葉が誕生してかれこれ15年以上が経過。そんな中、中二病を体現した歌詞と世界観と、時に愛され時に揶揄されて来た第一世代といえるバンド、BUMP OF CHICKENと、新世代の代表SEKAI NO OWARIの「どちらが中二病色強いのか?」という、論争がネット上で話題となっている。
当然「世代が違う」この2バンド。
「(バンプの)藤原(基央)は自分が中二って気付かないままバンド始めた感じ (セカオワの)深瀬(慧)は自分が中二であることを理解した上で開き直ってる」
と核心をついた自覚に関するコメント。
確かに藤原の
「絶対に誰かと肩がぶつかる。生きるってそういうことだと思う。」
「後ろまでちゃんと見えてっからな、聴くのをサボんなよ、俺歌うから。」
といったさりげない言葉の一言一言に無自覚の「中二病」を感じる。
一方の深瀬の
「愛の無い悪口ほど意味のないものはない」「夕日を見ながら「なんで俺はこんな人のせいにして生きてるんだろう」って思って」と言った語録は、すでに自らが「中二病」を自覚した上で言い放つ、よもや演出ともいえる狙いが透けてみえる。
「基本的にはバンプの方が中二だけどセカオワの方が言動的な中二が強すぎて目立つよな」との意見もあり。
Twitter上でギターバンドを否定する『まだギター・ロックやってるんだ?』といった深瀬の問題発言も判った上で確信犯的に炎上させている節も感じられる。
過去にも「ピンチをチャンスに、ネガティブをポジティブに。」と言った発言を繰り返している深瀬だが、マッチポンプというより自分で火を着けてそのまま放置するスタイルは、多くのアンチをつくりつつもSEKAI NO OWARIの知名度を一気に上げたことも事実なのだ。
「バンプは歌い継がれるよな どの時代でも中二な人間はいる セカオワは流行り廃れそう」
と最終的には好き嫌いの話に終始している議論だが、
「セカオワは中学2年生の夏休みみたいで見てて微笑ましいね 夜中まで部屋で騒いで警察呼ばれたり バンプはもう少し常識的だろ」
「バンプは俺ら世代の中二 セカオワは今の世代の中二 それでいいじゃないか」
となだめるユーザーもおり「中二病のオジサン」と「中二病の若者」というジェネレーションの対立構造が生まれ始めていることに驚きを覚える。
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