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『インセプション』、『ダークナイト』シリーズの鬼才クリストファー・ノーランが打ち出した待望の最新作『インターステラー』。人類の存亡を懸け、史上最大のミッションに挑む人間たちの熱きドラマを描き出したエンターテインメント超大作なのだが、まだ公開前の本国アメリカでは、ひと足先に鑑賞した有力各誌、マスコミ関係者から、早くも絶賛の嵐状態となっているという。



常に超・秘密主義を貫き、その全貌を明かそうとしないノーラン監督。公開直前とはいえ、いまだほとんど作品に関する情報は出ていない状態だが、いち早く作品を見た各誌レビューはこぞって絶賛評一色。特に、『ダラス・バイヤーズクラブ』で本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、『レ・ミゼラブル』で昨年の助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイの、涙なしでは見られない迫真の演技に、早くも二度目のアカデミー賞有力との呼び声もあがっているほどだとか。

本作では、壮大な宇宙空間を舞台に、人類の存亡を懸けたミッションに挑む人間たちのドラマが圧倒的スペクタクルで描かれるだけでなく、「君の娘さんの世代で世界は終る」と告げられた主人公が、意を決して宇宙へと飛び立ち、「必ず、帰ってくる。」と誓った父と、その娘の愛と絆の物語が紡がれていく。



すでに公開されている映像では、あたり一面が白銀の氷の惑星、山のような波が迫る水の惑星など、人知を超えた世界で冒険を繰り広げる様が描かれるが、撮影にあたって実際の極寒地でのロケや、実物大の宇宙船を制作。撮影の技術顧問として国際宇宙ステーションへ5回の飛行に携わった宇宙飛行士を招くなど、徹底的にリアルにこだわったそうで、「僕はCGの宇宙船はどうしても嫌だったんだ。わざわざロケ撮影をするなら、その景観に実際に置ける物を作らなきゃ」とノーラン節炸裂のコメントを寄せているほど。



主人公クーパーを演じたマシュー・マコノヒーは、「クリス(クリストファー・ノーラン)の映画にはつねに壮大なスケール感がある。この映画は彼のこれまでのどの作品よりも野心的。それでいて、その壮大さに人間性と親密感が押しつぶされてはいないんだ。むしろ、この映画にはもっと人間の血が通っている。ここで描かれているのは、バットマンのような架空の存在ではなくて、実際の人間なんだからね(笑)」と監督を賞賛。

またノーラン監督は本作について、「この映画ではあらゆることが描かれている。人が自分をどう定義づけるかとか、この世界において自分は何なのかとか。でも僕にとってこれは、父親であることの意味を描いた作品でもある。僕の制作プロセスにおいて、そういうアイデアを最優先にしているからこそ、宇宙の要素を楽しむものだけでなく、ストーリーのある映画になっていると思う」と父ノーランとしての作品でもあることを公言する。

果たして、「必ず、帰ってくる」の言葉通り、宇宙を超えた父娘の約束は果たされるのか?主人公と共に、想像を絶する興奮と感動の体験が、この冬あなたを待ち受ける。


『インターステラー』は11月22日(土) 新宿ピカデリー他 全国ロードショー

(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.

■参照リンク
『インターステラー』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/

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