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やれ「スタートアップ」だの、「リーン」だのと、最近、やたらと起業に関する単語を聞くことが多くなった。だが、そんなカッコいいキーワードより、会社をつくる上で重要な資本金のことを、起業家予備軍たちは忘れてはいないだろうか。



資本金は、株主がその会社に出資した金額の合計で、現在、株式会社を創業するときの資本金はいくらでもよいとされている。つまり、1円から起業できるわけだが、創業時の資本金が極端に少ないと、取引してもらえない、金融機関から借り入れができない、などの恐れも。

もちろん、一流企業と呼ばれる会社は資本金数十億円を超える企業が多いけれど、1千万円〜1億円程度の会社にも意外と有名企業が多いことに気づかされる。たとえば、ゲーム「妖怪ウォッチ」の大ヒットできっとウハウハであろう株式会社レベルファイブの資本金は9800万円。最近は男性ファンのみならず、棚橋選手や中邑選手の「追っかけ」をする女性も登場している新日本プロレスリングは資本金9250万円。また、芸能事務所のエイベックス・マネジメント株式会社は資本金8000万円だ。

と考えていくと、おおむね1億円くらいの資本金を用意して会社立ち上げに臨めば、周囲から信用される会社といえそう。

「アホか。欧米に比べて日本のベンチャーキャピタル市場が小さいの、わかってる? 簡単に1億も集められるわけねーだろ」

そんな声もごもっとも。だが、起業と経営を"練習"させてもらえる上、ビジネスの結果次第では最大1億円の投資をしてくれるビジネススクールがあることを、ご存知だろうか? 来年1月に開校する「VABS」は、"社員全員社長"を目指す株式会社TBIが運営するビジネススクール。受講期間は1ヶ月で、経営戦略、財務、人材育成など経営に必須となる知識を学べるだけでなく、チームをつくり事業プランを策定、審査員が投資額を決定し、実際にビジネスを行う「実践型インターンシッププロジェクト」となっている。そして、そのビジネスの売上実績などの最終成績で全チーム1位となれば、最大1億円、投資されるという仕組みだ。

受講料は1万円(学生は無料)。また、11月22日、12月10日には、新宿で開校説明会も開催される。単に意識を高く持つだけでなく、起業に必要となる実践的な内容を学びたい人にとって朗報といえるのではないだろうか。

■参照リンク
VABS
http://tbi-vabs.jp/

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