今年ニューヨークやロンドンでの公演やメタルフェスへの出演で世界的に注目を浴びたBABYMETAL。そんな彼女たちのアルバム『BABYMETAL』が海外のメタル専門ウェブマガジン「MetalSucks」の年間ベストアルバムに選ばれ話題となっている。
読者投票よって選ばれるこの年間ベストオーストラリアのNe Obliviscariとの『Citadel』539票を抑えてBABYMETALは567票で1位に選出。この結果を受けてネット上では「BABYMETAL最高!」「1位なのは当然」「アルバム素晴らしいよ「紅月」が特に素晴らしい」「真のメタルの未来」など絶賛のコメントに対して「吊りに決まってるだろ」「冗談だろ?」といった従来のメタルファンからの失望の声も。
しかしながら「BABYMETALは単に変わってるだけじゃなくて面白いからな」「ロンドン公演に2回行った。メタルじゃないと否定する奴は判ってない。バンドも凄いしあのボーカルは本当に特別だ」などライヴでの強烈な体験を告白するメタルファンも多く、コマーシャルや一時的な話題性ではなく海外のメタルやヘヴィーミュージックを信望するリスナーからも、彼女たちのステージングや、演出を含めたエンターテイメント性が支持されていることが浮き彫りになっている。
あるコメントでは「最初は何だか良く判らないものだったのが、よくよく考えると彼女たちが今最も破壊的でジャンルを分断するバンドだということに気付いたんだ」と最初は反発したものの段々ハマっていったという告白もあり、旧来のメタルにアイドルやキャッチーな要素が加わったBABYMETALの存在は、ここ数年のメタルシーンの中でもかなり衝撃的な出来事だったようだ。
日本でもメタルファンとアイドルファンの狭間で「メタルか非メタルか?」という議論は続いているが、いずれにしてもBABYMETALが2014年開始したグローバルな展開が世界に大きなインパクトを与えたのは確かなようだ。
【参照リンク】
・http://www.metalsucks.net/2014/12/05/metalsucks-readers-name-babymetals-self-titled-release-best-metal-album-2014/
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