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米アルカトラズ刑務所で実際に起きた脱獄をもとに製作された1979年の映画『アルカトラズからの脱出』。クリント・イーストウッドが脱獄犯を演じた名作だが、モデルとなった脱獄犯の多くは再逮捕されたか、溺死したり射殺されている。



しかし、いまだ行方不明になっている者もいる。そのうちフランク・モリス、ジョン・エングリン、クラレンス・エングリンら行方がわかっていない者に関しては、「サンフランシスコ湾の冷たい海水で命を落とした」と言われてはいるものの、彼らの遺体は今も見つかっていない。

そして、ここにきて「3人が脱獄に成功したのではないか」という説が浮上しはじめた。<news.sky.com>によると、オランダ人科学者が最先端のコンピュータシミュレーションソフトを使って検証した結果、脱獄当時の1962年6月11日夜11時30分に彼らが乗ったいかだ船がアルカトラズを離れたとすれば、ゴールデンゲートブリッジの北に漂着した可能性が高いというのだ。

この時間は当時考えられていた時間よりも1時間30分遅いのだが、シミュレーションではアルカトラズ島の北にあるエンジェル島に打ち上げられたと表示されたという。しかもエンジェル島では実際に、いかだのパドルの1つや身の回りのものが見つかっている。とはいえ、夜11時30分前にアルカトラズ島を出ていれば、強い海流に見舞われて生存の可能性はないともしている。

関係者は、「コンピュータがはじき出した結果は100%事実とはいえない」としながらも、「いかだで逃げるのに成功した可能性もゼロではない」とコメント。50年以上前の脱獄劇だが、生きていれば80代~90代なので生存していてもおかしくはない。



【参照リンク】
・Alcatraz 1962 Escape Possible, Say Experts
http://news.sky.com/story/1392326/alcatraz-1962-escape-possible-say-experts 

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