イクメンという言葉がもてはやされる昨今、長時間労働に勤しむハードワーカーは、家族と過ごす時間、とくに小さい子どもと触れ合う時間を犠牲にしがちだ。決して家庭を顧みないのではない。家族のために深夜まで一生懸命働いて帰ってくれば、子どもはすでに眠っている。生活時間帯が完全にスレ違い、「ずっと顔を合わせていなくて、子どもの顔を忘れそう」「子どもが自分になついてくれない」「子どもの誕生日も忘れていた」ということも、悲しいかな"ない"とは言い切れない。
そんな社畜ライフをおくるハードワーカーに朗報だ。一生懸命に働くパパにうってつけの、まったく新しいコミュニケーションツール、動物型伝言おもちゃ「TOYMAIL(トイメイル)」が日本でも販売開始されたからだ。
【動画】http://youtu.be/lSEUHfJwVAo
TOYMAILは、親のスマートフォンに専用アプリをインストールして、音声を送受信できるおもちゃ。子どもがこのおもちゃに話しかけると、録音された声が親のスマホに届く。通勤時間や帰宅時間の合間など、外出先でもスマホを通して、子どもの声を聴くことができる。子どもがおもちゃの背中にある返信スイッチを押すと、親に返信することも可能だ。
音声メッセージを知らせる時間帯を設定すれば、親が深夜残業中に送った音声メッセージを、子どもは翌朝聞くこともできる。まだスマホを使いこなせない子ども、スマホを持たせるには早い年齢の子どもにも、おもちゃのトランシーバー感覚で持たせることができる。
今回、日本で販売されるのは、ブラウン・ホワイトの2色で価格は6,700円(税込)。日本におけるTOYMAILの販売は、子ども支援を専門に行う公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が1月20日にスタートさせた、子どもたちの声を聴くことの大切さを広く伝える「HEAR(ヒアー)」プロジェクトの一環として開始された。TOYMAILの売り上げの一部は、同組織の活動支援に寄付されるという。
子どもと過ごす時間が作れないという悩みを抱えているハードワーカーには、かなりおすすめのアイテムだ。これを使って普段からマメにコミュニケーションを取っていれば、少なくとも「子どもに忘れられた」という悲劇は避けられそうだ。
【関連リンク】
・TOYMAIL HEARプロジェクト
http://www.savechildren.or.jp/hear/
・HEARプロジェクト 子どもの声を、聴いてますか。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
http://youtu.be/lSEUHfJwVAo
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