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1月26日の深夜にフジテレビで放送された『ムチャブリ!スタンパー!!』がアイドルファンのあいだで話題を集めている。タレントやクリエイターがムチャブリされてLINEスタンプを作成するというこの番組に、神聖かまってちゃんや撃鉄、アカシックのマネジメントとして知られる劔樹人氏が登場。「使いたくなるアイドルヲタ語!」をテーマにしてLINEスタンプを作成し、アイドルファンが続々と購入しているようだ。



さらにその翌々日の28日はでんぱ組.incがテレビ朝日『でんぱの神神』の企画でメンバーが考案したLINEスタンプをリリース。アクセスが殺到し一時は購入できないという事態が起きるなど、アイドル業界がLINEスタンプに目を向け始めている。普段あまり周囲にアイドルファンであることを公言できないシャイな人でも友人に向けて思う存分アピールできるアイテムでもあり、今後もアイドル業界にLINEスタンプの潮流が訪れることは間違いないだろう。

今後は様々なグループの公式LINEスタンプがリリースされることも予想できるが、それでは果たして、一体どんなアイドルがこのブルーオーシャンの覇権を手に入れるのだろうか? やはりここは、個性溢れる強者を多数抱えるハロー!プロジェクトに期待したい。というわけで本日は、ハロー!プロジェクトが公式でLINEスタンプを出したらどれが欲しいか、あるいは使えるかを5つの組に分けて考えてみた。是非とも参考にしていただきたい。


<その1 各ユニットの新メンバー&新ユニットのメンバーモーニング娘。'15の12期、アンジュルム3期、カントリー・ガールズの新メンバー>

2015年から本格的に活動を始める新メンバーや、新たにデビューするグループを抱えるハロー!プロジェクト。この勢いを大きな流れにするために、LINEスタンプという武器は大いに活用できるのではないか。

アンジュルムの新メンバーやカントリー・ガールズのメンバーなどにも期待が集まるところだが、使いやすさを考えたときにはやはり牧野真莉愛(モーニング娘。'15の12期メンバー)が有力だろうか。彼女がブログで冒頭に必ず書く「まりあ、嬉しいです」という一文はファンのあいだでも流行の兆しを見せつつある。「嬉しいです」「すごく嬉しいです」「本当に嬉しいです」「とっても嬉しいです」「とーっても嬉しいです」「とっても、とっても、嬉しいです」などのシリーズ展開も可能。ファン自身が牧野真莉愛になった気になれるという利点もあり、確実なヒットが望めそうだ。

またハロプロ研修生から誕生する新ユニットからは、浜浦彩乃に期待が集まる。ユニットとしてのデビュー前にも関わらず、ハロプロ研修生時代に某浜浦ファンが残した「はまちゃんには時間がないんだ!」という心の叫びは既に多くのファンから共感を集める名言の一つ。LINEを離脱する際に「はまちゃんには時間がないんだ!」スタンプさえ残しておけば、忙しいということが相手に伝わる便利なアイテムとなるはずなので、是非とも商品化が望まれるところだ。

<その2 アンジュルム(3期除く)>

昨年までスマイレージとして活動していた6人も、若手の台頭に負けずに攻めていきたいところだ。6人全員が個性的なグループだが、周囲への波及という点で考えたときには勝田里奈に一票を投じたい。この勝田里奈、若くて元気な女の子というアイドル像を根本から覆すようなマイペースキャラで知られているため、ファン以外のユーザーからも注目を集めそう。

メンバーからもそのダンスを「省エネダンス」と公認されているほど、省エネスタイルを貫くのが基本。そのためLINEスタンプも省エネを志向し、全体的に明度は低くしてもらいたいところだ。彼女の「それな」スタンプは内向的なユーザーにとっては使える局面が多々あるはず。誰かが失言をした際に使用できる「ばくわら」スタンプも合わせて購入したい。

<その3 モーニング娘。9期〜11期>

正直言って考えようと思えばいくらでも考えられるため、代理店の腕の見せ所だと言えるだろう。その中でもインパクトという点を重視すれば、10期メンバーの工藤遥による「真面目にお仕事してるのに!」スタンプは絶対に欲しいところだ。かつてテレビ番組でイス取りゲームのイスが人数ぶんあるというドッキリを仕掛けられた際、涙を流しながらスタッフにキレて本人が残した名言である。冷やかされたときや発言を茶化されたときにこのスタンプを使えば、きっと相手も反省してくれるはず。

この他にも鞘師里保(9期メンバー)の「ひとりほりほ」スタンプは皆との会話についていけない際に、石田亜佑美(10期メンバー)の「甲冑姿の写真(嬉しそう)」スタンプは誰かを元気づけたいときに、生田衣梨奈(9期メンバー)の「これが現実です」スタンプは現実を見つめようとしない友人への忠告として、など数多くのヒットスタンプが誕生することは間違いない。一日も早い発売が待たれている。

<その4 ℃-ute>

現在ハロー!プロジェクトのリーダーをつとめている矢島舞美を擁する℃-ute。ブログで新メンバーを異様なまでに長文で紹介するという優しさと責任感を併せ持つ矢島舞美スタンプは、いっそそのまま新メンバー紹介の長文をスタンプ化するというやり方もある。ファンがそうでない人に新メンバーを紹介するときに便利なスタンプではあるが、容量の多さが敬遠されないように気をつけたい。使用するユーザーのモラルが問われるアイテムになるだろう。

使用頻度で言えば是非ともラインナップに入れてもらいたいのが、岡井千聖の「コンプライアンスなんて気にすんな!」スタンプだ。かつて「笑っていいとも!」で残した名言だが、本人が明らかに「コンプライアンス」という単語の意味を理解していないであろうにも関わらず、異常な説得力を持った名言である。友人がコンプライアンスを気にしている発言をしたときには必ず使いたいスタンプであり、そのときが来る前に所有しておきたい。

<その5 Berryz工房(全員)>

ハロー!プロジェクトの中でも屈指の個性派集団が集まるBerryz工房。彼女たちの魅力をLINEスタンプで引き出すなら、台詞ではなくむしろ本人たちの写真だろう。特に期待と注目が集まるのは徳永千奈美。「てんしんらんまん(注:あくまでもひらがなで)」という言葉が世界一似合う彼女の表情は多数用意してもらいたい。楽しそうに笑っている徳永千奈美、怒ったフリをしているけど全然怖くない徳永千奈美、122キログラムの豆腐と118キログラムの鉄で重いのはどっちかを真剣に考えている徳永千奈美(熊井友理奈と共演)など、彼女のLINEスタンプがあるだけで世界がかなり幸せになること請け合い。このスタンプが欲しくないファンはいないのではないか。

徳永千奈美以外にも、冷静な真顔でこちらを見つめる清水佐紀、白目が大半となる目をむき出しにした嗣永桃子、黙々と農作業をする須藤茉麻、メリケンサックを手にした夏焼雅、サイズ自体が異常に縦に長い熊井友理奈、土佐犬にまたがった菅谷梨沙子、など、など。普段の彼女たちの様子を切り取った写真はそのままインパクトのあるLINEスタンプになるはずだ。使いどころは購入した各々が考えるので、とりあえずお店に置いてほしいと数多くのファンが願っている。

以上、皆さんが欲しいLINEスタンプは誰のどのようなものだろうか? 商品化された際は、是非お買い求めいただきたいところである。


<結論>
本文には書ききれなかったが、もちろんファンとしてはつんく♂のスタンプも欲しいところだろう。「それ、ロックやん!」「それってロックなんやろか?」「そんなんロックちゃうで!」といったロックスタンプはファンのマストアイテムになることは間違いない。こちらも合わせて、是非検討してもらいたいが、いかがだろうか。

文・相沢直

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