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Filed under: 国際, サイエンス・IT, カルチャー
NASA(アメリカ航空宇宙局)は月の位相と秤動の映像を毎年発表するが、今度は月の"裏側"の映像を公開。月は地球に対し、いつも同じ面を向けながら地球の周りを回っているため「地球からは見えない月の裏側がどうなっているか知りたい!」という世界中の人たちの興味を集めている。
https://www.youtube.com/watch?v=jdkMHkF7BaA
NASAが発表した映像は、ルナー・リコネサンス・オービター(米国の月周回無人衛星)の映像を元にして作られているという。まず、時間経過を記録した望遠鏡から見たイメージで、月と地球の関係性がわかるCG映像を見ることができる。
手前に月の裏側、後方でぼんやりと大きな地球が自転している。満月に近づいているが、地球から見ると二十六夜(下弦から新月までの三日月)になる。また、地球から見る月には黒っぽい"月の海"(平原)があるが、月の裏側にはそれがなく、代わりにあらゆるサイズのクレーターで覆われている。
次は広角レンズを使って視点を月に固定したイメージで、はるか遠くで小さな地球や他の太陽系の天体がくるくる踊るように回っている。こんな宇宙時代がやってくる前は、月の裏側に何が存在するのかを知る人は誰もいなかった。2009年からルナー・リコネサンス・オービターが調査を開始し、月面全体の詳細な地図を制作し、月の裏側について知られるようになったのである。
一見地味だが革新的な映像に、ネット上ではと宇宙の神秘に感動する声が続出している。
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