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今年で設立50周年を迎える「日本自動車輸入組合(JAIA)」主催の特別展示会とメディア向け輸入車試乗会にて、最新モデルに同乗体験試乗してきたぞ!

場内には、アウディ、BMW、マセラティ、ポルシェ、フォルクスワーゲン、ランボルギーニといった、各社の最新ラインナップ99台が集結。JAIAの担当者によれば、150万円~5000万円とさまざまなメーカー&価格帯の最新輸入車が、こうして一堂に会す機会はなかなかないのだという。


さっそく乗ってみた『キャデラックATSプレミアム』は、「輸入車といえば左ハンドルでしょ!」という期待に応える左ハンドル販売オンリー。いわゆる高級スポーツセダンで、ゆったりとしたシートからダッシュボードまで車内全体が上質な革張りである。助手席での乗り心地は、加速の際なども驚くほど静かでスムーズで、一昔前のブンブンふわふわしたアメ車のイメージとは違い安定感がある。最新の自動ブレーキやステアリング制御といったハイレベルな安全装置のほか、同車のために専用にシステムアップしたBOSE(R)のプレミアムサラウンドサウンドシステムなども搭載している。エアコンなどの操作パネルもすっきりしたクールなデザインで、8インチのカラーインフォメーションディスプレイはスマホのような直感的な操作が可能だ。ハンドル中央と、フロントグリル、バンパー下に配されているのはキャデラックの新しいブランドロゴマーク「キャデラック・クレスト」である。


続いては、ジャガーが50年ぶりに発表した2シーターのスポーツカー「ジャガー Fタイプ コンバーチブル」だ。乗る前からテンションが上がるカッコいい外観、力強くしなやかなフォルムが目を惹く。すっぽり身体を包み込むシートに身をゆだね、ルーフを開けて試乗スタート。身体ごと前方に吸い込まれるような加速感、ワイルドな排気音など、走ることの充実感が助手席でも感じられる。試乗コースは景色抜群の海沿いだったため、オープンカーならではの開放感も満喫できた。空気抵抗を減らすため、走り出すとドアノブが格納されたり、停車時は格納されているリアウィングが走行中には立ち上がるなど、走りのための機能が満載だ。内装・外装ともさりげなく上品さが漂うのは英国生まれのメーカーならではだろうか? ちなみにテニスの錦織圭選手の愛車も同シリーズのもので、彼が試乗して一目惚れしたというのも納得な憧れの一台である。


ここで、「どうせなら試乗できる中で一番高価な車に乗りたい!」と思い立ち、3台目は「ロールスロイス ファントム」をチョイスした。そのお値段、なんと5,064万円!! 言わずと知れた超高級車だが、外観にはやはり別格の存在感と気品、威厳が漂っている。オーナー気分で後部座席に陣取らせていただくと、足元にはウン十万円はしそうなモッフモフの白色ムートン、真っ白な総革張りのシートが...。汚れたら取り替えちゃえばいいし、という財力がないと維持は厳しいだろう。観音開きのドアの開閉は手動ではなくボタンひと押し。ちなみに後部座席のガラスは防弾仕様なので、たとえ殺し屋に狙われても大丈夫である。走行中も極めて静かで、優美なインテリアも含め究極の乗り心地と言われる所以を体感できた。実際のオーナーたちは自分仕様のオプションを付けまくるらしいので、1億円近い値段になることも少なくないというから恐れいる。

現在「JAIA」では、50周年を記念してアニバーサリーキャンペーンを実施中。4月30日(木)まで、輸入車にまつわるフォト&エッセイを募集している。名車50選などの企画も予定されており、年間を通してさまざまな形で輸入車の歴史や魅力を伝えていくという。

【参照リンク】
・JAIA 日本自動車輸入組合 50周年特設ウェブサイト
http://www.jaia50th.jp/

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