『007』シリーズ最新作『007 スペクター』から、サム・メンデス監督のコメントとメイキングシーンを収めた最新映像が届いた。
11月6日の世界公開に向けて昨年12月8日にクランクインし、イギリス・ロンドン、オーストリア・ソルデンからイタリア・ローマへとロケ地を変えて撮影してきた『007 スペクター』が、サム・メンデス監督によるビデオ・ブログの第2弾を公開した。
http://youtu.be/6bnjHNC2tN4
シリーズ生誕50年目に公開され、多方面から大絶賛された前作『007 スカイフォール』(2012年)のラストでは、ジュディ・デンチが演じてきたMが殉職しレイフ・ファインズにバトンタッチ。ナオミ・ハリス演じるイブもミス・マネーペニーとして登場した。今回のビデオ・ブログでは、そんなフレッシュなメンバーで始まる『007』の最新情報がメンデス監督の口から語られている。
「冒頭からボンドはある人物を追跡していますが、観客はその理由も内容もわからない。けれど、そこで起きていることはボンドの幼少期に関わる重要な秘密へと繋がっていきます。その壮大なテーマを知ったとき"撮らなくては"と思ったのです」
そう監督が語るように、前作で自らの出生の地"スカイフォール"に戻ったボンドは、今度は少年時代の秘密と対峙することになるようだ。
また、ファインズやハリス、そしてQ役のベン・ウィショーは、「彼らのストーリーを、より個性が深まるようにもっと伝えたいと思いました。今作で彼らはある意味、キャリアだけでなく生活をも危険にさらし、ボンドを助けようとします」とのことで、より深い人物相関ドラマが期待できそうだが、悪役を演じる怪優クリストフ・ヴァルツについてはいまだに謎に包まれたままである。
さらに映像では、ロンデンはテムズ川でのボートシーンや、ローマの街を走るアストンマーティンDB10など、クールなアクションシーンのメイキングも公開。今後もメキシコのメキシコシティ、モロッコのタンジールなど世界中で撮影される予定だという。
『007 スペクター』は2015年11月、全国公開予定。
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