スケッチブックを1枚寝かせて置き、向こうにもう1枚のスケッチブックを立てかける。その2枚のスケッチブックにひと繋ぎの絵を描いて、まるで飛び出しているかのように見せる3D鉛筆アート。
http://youtu.be/wQtIq2UIyy0
映像は3Dアーティストと呼ばれる永井秀幸さんが実際にイラストを描く様子である。3Dアートは2枚のスケッチブックの角度と錯覚を巧みに利用して描かれる。
まず、常に立体に見える角度を確認しながら輪郭を描く。奥のスケッチブックは立てかけたままだ。少し描きにくそうでもある。全体の構図が決まったら輪郭を濃くしていく。色付けをしながら常に全体のバランスをチェック。最後に影を丁寧に描き込んでいく。入念に描き込まれた影が、作品を紙面から飛び出させる。
出来上がった作品をある角度から見てみると、見事にスパイダーマンが飛び出して見える。角度を少しでもずらすとたちまち飛び出さなくなってしまう。デジタルカメラで立体的に見えるアングルを確認しながら描くそうだ。
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