ロシア・ウラジオストクのサーカス小屋で保護された、生後2週間の子熊が「カワイすぎる!」と話題になっている。
ある日、サーカス小屋の入口付近で、警備員が段ボール箱の中に入った毛布に包まれて捨てられている小さな子熊を発見。しかも、珍しいツキノワグマの赤ちゃん(オス)だったというから驚きだ。ツキノワグマといえば、絶滅の可能性がある「危急種」と認定されており、国際的にも保護対象となっている動物である。
ともあれ、この子熊はひとまずサーカス小屋で保護することになり、サーカスのディレクターであるアレクサンドラ・ミロノヴァさんは「3時間おきにミルクをあげなきゃいけないの」「そうしないと、鳴きわめき始めるのよ」と語る。
獣医のオルガ・テレシチェンコさんによると、子熊の健康状態に問題はなく、人間との接触も嫌がらずに人工ミルクを美味しそうにゴクゴク飲んでいるという。オルガさんが他の動物たちを診察している日中は、「大きな猛獣の興味を引かないようにする」ために、子熊を事務所で寝かせているそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=fuChJcqc_08
スタッフはモスクワにある、熊の出し物で有名なサーカスに譲ろうと考えているが、ミロノヴァさんによると、アエロフロート航空が熊を輸送するのを拒否しているとのことで、「手のひらに乗るようなサイズなのに"捕食動物"を搭乗させられないって言うのよ」と語っている。
動画では、人間に抱っこされてミルクを飲み、満腹になったら昼寝をする...という、まるでペットのように愛らしい子熊を見ることができる。ネット上では「超カワイイ!」と癒やされる人が続出しているが、「大きくなったら人間が食べられちゃうよ」と冷静な人もいるようだ。
【参照リンク】
・http://arbroath.blogspot.jp/2015/03/rare-moon-bear-cub-abandoned-in-box.html
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