『ヒート』、『コラテラル』の巨匠マイケル・マン監督5年ぶりの最新作として話題の『ブラックハット』。『マイティ・ソー』でブレイクしたマッチョ俳優、クリス・ヘムズワースを主演に、極上のサスペンスエンターテインメントを撮りあげたと聞けば、否が応でも期待が高まる。
これまでトム・クルーズやジョニー・デップ、ロバート・デ・ニーロらハリウッドの大スターたちがマン作品に出演してきたが、思えば彼らはマイケル・マンのもと、これまで演じたことのないような"悪"に挑戦してきた。
『ヒート』(95)ではデ・ニーロ演じるギャングのボスが、アル・パチーノ演じる刑事と宿命の対決を果たし、『コラテラル』(04)ではトム・クルーズが初の悪役(しかも冷酷な殺し屋!)を演じ話題となった。『パブリック・エネミーズ』(09)では、人気絶頂のジョニー・デップが実在した銀行強盗ジョン・デリンジャー役に。
といったかんじで、スターの中に眠る "悪"の顔を目覚めさせてきたマン監督。そんな監督の5年ぶりとなる新作『ブラックハット』では、「世界一セクシーな男性」に選ばれ、アクションスターとして大躍進しているクリス・ヘムズワースが犯罪者役に挑戦。過去に"ブラックハット"(=コンピューターやネットワークへ攻撃を仕掛けるハッカーの事)として知られていた天才プログラマーであり、現在は収監されている囚人ハサウェイ役で新境地に挑んでいる。
「クリスは意欲的で、アーティストとしての芯の強さがある。私はそんな人物との仕事が大好きなんだ。『私の目の前にハサウェイが座っている』と思ったよ」と監督はヘムズワースを絶賛、一方のヘムズワースも「マイケルは誰よりも肝が据わっていた。とにかく準備万端に整えて、強烈な集中力で細部にこだわるんだ。すべてにちゃんと理由があって無駄がない。それだけ重みのある仕事をする人なんだ」と語る。マイケル・マン監督の元で、クリス・ヘムズワースは一体どんな一面を覗かせるのか?
https://youtu.be/hXMYlQ2L_3U
『ブラックハット』は5月8日(金)TOHOシネマズ みゆき座 他全国ロードショー
(C)Universal Pictures
■参照リンク
『ブラックハット』公式サイト
http://blackhat-movie.jp/
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