昨年もセクハラ絡みの騒動で職を辞することとなった人々は、業界を問わず多数出現したが、そうした問題で今年に入ってから話題となっている人と言えば、今年3月に発覚したセクハラ・パワハラ問題で訴えられている宮城県大衡村の村長・跡部昌洋氏だ。
この問題は去る3月13日に、同村に勤める50代女性職員が、同氏からセクハラやパワハラ行為を受けたとして、計1000万円の損害賠償を求める訴えを起こしたことから発覚したもので、女性側の主張によると、同氏は合計1300通にも及ぶメールで食事に誘ったり、主張先のホテルや自宅で10回以上性的関係を強要するなどのセクハラ三昧で、さらには「無視するなら仕事をフォローしない」「メールは2時間以内に返信しろ」といった恫喝じみたメールを送り、女性が拒むと職務上の嫌がらせをするなどのパワハワ行為に及んでいたという。
こうした騒動を受けて不信任案が出され、3月 16日に可決されたことで、同氏は村議会を解散。出直し選挙にも出馬しない意向を発表していたが、その後、こうした事態について釈明すべく開かれた会見で、「激しいパッシングを受け体調を崩した」「お互いに、『殿』『姫』と呼び合っていた」と不可解なコメントを連発。
挙げ句、同席した弁護士にそのやりとりについて「ダメ出し」をされたほか、昨年話題となった号泣議員・野々村元県議を彷彿とさせる「耳に手を当てるポーズ」まで披露したことから、この会見を見たネットのユーザーからは「グッダグッダだなこの村長www」「なんかいろいろとマズいw」「激しいパッシングwwwツッコミ所が多すぎる」「いたぶんズラ被ってるしでネットで話題になりそう」「この村長やべーw」「久々に大物登場だなw」と様々な声が巻き起こった。
会見においては、「セクハラ、パワハラはしていない。裁判を通して明らかにしたい」と、自らにかけられた嫌疑について改めて否定した同氏。今後、事態がどのような結末を迎えるかは定かではないが、現在、そのパーソナリティそのものに、多くの人々が注目している。
https://youtu.be/AXCwCIYkkW0
文・今岡憲広
【参照リンク】
・http://www.village.ohira.miyagi.jp/index.html
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