去る4月15日に亡くなっていたことが明らかとなった俳優・愛川欽也さん(享年80)について、その後、業界内外を問わず、多くの人々から追悼コメントなどが相次ぎ、このところ、情報番組を中心に、各局とも愛川さんの足跡を振り返る特集などが数多く組まれているが、そうした中、愛川さんとの共演経験があるテレビ東京の大江麻理子アナ(36)が、その訃報に思わず番組中で涙ぐむシーンが放映され、視聴者の間で話題となっている。
これはマスコミ各社によって愛川さんの死が報じられた4月17日夜に放送された『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)でのひとコマで、同番組のメインキャスターを務める大江アナは、愛川さんの訃報を伝えるニュース原稿を読み上げた際に、涙ぐみつつ、「私はアド街ック天国で10年間、一緒に仕事をさせていただきましたけれども、愛川さんが担当する番組って本当に長寿番組になるんですね。ですから、お休みする機会がまったくなかったと思いますので、やっとゆっくりできる時がきたのかな、と思っております」「愛川さん、本当にお疲れさまでした」と、声を震わせた。
4月15日に、愛川欽也さんが旅立たれました。「出没!アド街ック天国」の放送がスタートしたのは1995年4月15日。それから20年。一度も休まずに番組を引っ張ってくださり、きっと苦しかったに違いないのに1000回スペシャルを楽しそうに収録してから、ふっと姿を消した愛川さん。
- 大江麻理子 Mariko Oe (@oe_mariko) 2015, 4月 17
ちゃきちゃきの江戸っ子、潔くて温かくてちょっとせっかちな愛川さんらしい、お別れだったと思います。格好良すぎて、改めて惚れました。キンキン様、これからもずっと大好きですよ!
- 大江麻理子 Mariko Oe (@oe_mariko) 2015, 4月 17
こうした大江アナの様子に、ネット上からも「泣けてきた...」「大江ちゃん、一緒の時間が長かったしな...」「こういう時は泣いてもええんやで」「なんとかして一生懸命に伝えようとしてるのがわかって悲しいけどプロの鏡だよな」「こういうの見ちゃうと大御所芸能人のテンプレコメントがウザく感じるわ」「キンキンも見守っとるで。大江ちゃん、がんばれよ...」と様々な声が。個人としての感情を押し殺しつつも、懸命にキャスターとしての職責を全うする彼女の姿に、多くの視聴者がその心を打たれたようだ。
文・久保田太陽
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