こんにちは、@narumiです。人の良さそうな顔をしているせいか、道を歩いているとかなりの確率で外国人の方に英語で声をかけられる。新宿伊勢丹の前で「新宿駅にはどうやっていけばいい?」とか、自販機の前で「この"力水"というやつはレッドブルとはどう違うんだ?」とか、週に1回くらいは微妙な質問をぶつけられる。
新宿駅はほぼ見えてたので、「あれが新宿駅」と言えば済んだ。力水については半笑いで「アイドントノウ」とつぶやいて立ち去った。そんなときは少し罪悪感が残る。海外でモノを尋ねて「知らねー」って返されたらショックだと思う。先方も勇気を出して、人の良さそうな男性に声をかけただろうに。
もともと英語は得意だったはずだけど、放っておくと、とっさに気の利いた言葉が出てこない。そんなときのために何か勉強を始めたいと思うが、まずはいまの自分の英会話レベルを知っておくのが大事なので、Skype英会話の「レアジョブ英会話」でレベルチェックを受けることにした。
というわけで、あまりに自然すぎる導入部から始まったタイアップ記事ですが、このレベルチェックテストがめちゃくちゃ奥深くて、自分の人生哲学や内面に突き刺さってくる想像以上にヤバイものだったので、ぜひ続きも読んでみてほしい。
提供:レアジョブ
こちらからFacebookログインでさくっと登録すると、すぐに無料体験およびレベルチェックが可能。これは4月から始まった新サービス。イヤフォンマイクを持ち歩いていれば、移動中にスマホで会話するのもOK。
しかし、このときは一応取材ということなので、レアジョブ社内でやることになった。周りにたくさん人がいて正直照れくさい。できれば浜辺で1人たたずみながらテストを受けたかったけど、衆人環視のもと、さっそく始めましょう。
Skypeを立ち上げたら、先生から友だち申請が来るので承認。先生は全員フィリピン人。ちなみに美人も多いらしい。ほら、きれいな人ですよね。
さっそく先生から話しかけられた。
「Hello, My name is Abbie. What should I call you?」
(こんにちは。私の名前はAbbieです。あなたのことはなんて呼べばいい?)
Abbieさんという方らしい。
「Hi, Abbie. My name is Atsuyoshi Narumi. Call me Narumi.」
(僕の名前はナルミアツヨシといいます。ナルミと呼んでください)
英語で答えてみた。とても簡単だ。
先生「Good! Narumi, Where do you live?」
(いいわね!どこに住んでるの?)
narumi「I am still exhausted in Tokyo.」
(まだ東京で消耗していますよ)
先生「Too bad. What is your hobby?」
(あら、それはお気の毒に...。趣味はなに?)
narumi「I like to grow tomatoes in Kochi.」
(高知でトマトを栽培することです)
このネタが通じてるかは不明だが、自己紹介くらいであれば余裕だ。基本的に言われたとおり返していけばいい。
最初につまづいたのはここだ。
先生「What is your favorite snack?」
(好きなおやつはなに?)
おやつ...。そんなものは特にない。強いてあげるならコンビニおでんだが、英語で「おでん」はかなり難易度が高い。
narumi「I like an ODEN in the convenience stores. SEVEN ELLEVEN, LAWSON,FAMILY MART...」
(コンビニのおでんが好きです)
先生「ODEN? What is ODEN?」
(おでん? なにそれ)
これはとても焦る。聞こえないふりをして無言を貫き通してしまった。ごめんなさい。
自己紹介を兼ねた簡単な会話が続く。
先生「What is your job?」
(どんな仕事をしているの?)
narumi「I just quit my job.」
(ちょうど仕事を辞めたところなんです)
ちょっと前までは会社勤めだったが、もう退職が決まっている。次の仕事を見つけるためにも少しは英語を話せるようになっておきたい。いまや英語ができなければまともに評価してもらえない時代だ。
さて、ここからがレベルチェックの本番だ。現在の英語力を測定するために、先生がQ&A形式でいろいろ聞いてくる。それに対して自分の考えを英語で答えるというものだ。
先生「Which topic do you want to talk about? Travel、Sports and Movie.」
(旅行、スポーツ、映画のうちどのトピックで話したい?)
narumi「I'd like to talk about Sports.」
(スポーツがいいです)
まず会話のテーマを選ぶようだ。この中ではわりと興味のある「スポーツ」を選んでみた。野球が昔から大好きだし、サッカーについてもW杯のたびに現れるにわかサッカーファン程度には好きなふりができる。
先生「What sports do you like?」
(どのスポーツが好き?)
narumi「I like baseball.」
(野球が好きです)
先生「Why do you like it?」
(なんで好きなの?)
narumi「I have been playing baseball for a long time.」
(ずっとプレイしてるんですよ)
先生「That's great! Who is your favorite player?」
(いいわね。好きなスポーツ選手は誰?)
narumi「I love Masumi Kuwata.」
(元巨人の桑田真澄投手ですね)
先生「Why do you like him?」
(なんで桑田選手が好きなの?)
narumi「What...?」
(はい?)
全盛期のカーブが素晴らしいっていうのもあるし、高校時代から打撃にも定評があった。そしてなにより野球に対するストイックな姿勢に心打たれた。巨人を退団するときの「18番 桑田真澄の野球は、心の野球です」という言葉には涙がとまらなかった。
そういう気持ちを先生にも伝えたいけど、出てきた言葉はこれだけ...。
narumi「Because, Kuwata is very stoic person.」
(桑田は、とてもストイックな選手なんです)
先生「I see. What did you learn from him?」
(わかるわ。じゃああなたは桑田選手から何を学んだの?)
narumi「What...?」
(はい?)
Abbie先生、そんなに興味ないでしょ?
桑田投手のピッチングから何を学んだか。
そんなこと言われてもなぁ...。英語以前に自問自答する時間が長くなってきた(笑)
narumi「Well, never give up...and dream comes true...?」
(ええと、諦めないで頑張れば夢は叶う、みたいな...?)
本当はそんな青臭いことが言いたかったんじゃないんだ...。
せめて「While not being blessed with the physique of a pitcher, due to his ideal pitching form, and his earnest attitude and strong effort in baseball, he is a model to many professional sports athletes and me.」
(投手としては恵まれない体格ながら、理想的な投球フォームと、野球に取り組む真摯な態度によって、彼は多くのプロスポーツ選手そしてこの私の模範となりました)
くらいのことが言えればと思うが、英語がとっさに出てこない。
先生「Oh well, What is your favorite team?」
(ところでチームはどこが好きなの?)
narumi「I love SAITAMA SEIBU LIONS.」
(西武ライオンズが好きです)
先生「Why do you like it?」
(なんでなの?)
すっかり困っている様子を笑いをこらえつつ眺めるのがAOLニュースの恩納編集長。彼はいい歳してこんなB-BOYみたいな格好をしているが、中学時代からフランスに留学していた正真正銘のお坊ちゃまだ。6年間も海外にいたのに英語もフランス語も全く身についていない男である。
そんな恩納編集長がフランスのアルザス地方で優雅な学園生活を送っている頃、narumiは西武線沿線に住んでいて、松崎しげるの『地平を駈ける獅子を見た』を子守唄にすくすくと育った。
それに子供の頃は西武ライオンズの黄金時代で、1番・辻、2番・平野、3番・秋山、4番・清原、5番・デストラーデ、6番・石毛、7番、笘篠(安部、羽生田)、8番・伊藤、9番・田辺と完璧すぎる打線。ピッチャー陣も素晴らしいし、そんな西武ライオンズが好きになるのは自然の流れだった。
毎年秋には地元・所沢の西武デパートで優勝セールが開催され、やっぱり松崎しげるが大音量で鳴り響いていた。家から西武球場(当時)までは自転車で20分ほどだった。
そんなことをどうやってこの先生に伝えればいいんだろう...?
narumi「My hometown has a baseball stadium.」
(地元に野球場があったんです)
先生「I'm jealous. Do you have any question?」
(うらやましいわ。何か質問ある? なければこれで終わりだけど)
narumi「No, I don't.」
(ないです。)
レベルチェックテストはここまで。結果を聞くと、10段階でレベル4でした。レアジョブ英会話が作成した到達度表を見ると、「海外旅行に必要な英語を話せます」とのことだ。まあそんなところだろうが、個人的にはちょっと不本意な結果だ。
ここからさらに無料でカウンセリングも受けられる。これも4月にスタートした新サービスだ。爽やかに登場したカウンセリングの先生に、「本当はもっとできると思ったんですけど...」と、率直な気持ちをぶつけてみた。隣で見ていた恩納編集長も参加してきた。
先生
「体験レッスンお疲れ様でした。疲れましたか?」
narumi「けっこう疲れますね。冷や汗かきました。あと、自分がなんで桑田が好きなのかすっかり考え込んでしまいました」
先生「ああ、桑田いいですよね。narumiもその世代でした。"投げる不動産屋"なんて言われてましたけど、いいピッチャーでしたよね」
恩納「そうそう(笑) ちなみに投げる不動産屋って英語でなんて言うんですか?」
先生「うーん、それはちょっと...。ナルミさんはレベル4だったんですね。ということは、いままでに英語のお勉強をされてきたんじゃないかなと思うんですけれど」
narumi「そうですね、学校で普通に勉強はしてきました。特に英会話教室に行ったことはないですけど」
先生
「今日のレッスンはいかがでした?なんとか乗り切ったという感じなのか、それとも結構先生に上手く導かれたのか」
narumi「先生に導かれてなんとかっていう感じですね。助け舟を出してもらって」
先生「じゃあこれから英語を勉強するにあたって、ここは伸ばしたいなっていうご希望はありますか?会話力をつけたいな、とか、単語力をつけていかないといけないな、とか」
narumi「やっぱり会話ですかね。とっさになんて答えればいいのか、そういうところはまったく忘れていました。基本的ができてないのかもしれないですけど、とりあえず何か答えるという瞬発力がほしいです。何回くらいやればレベル5に上がるんでしょうか?」
先生「だいたい次のレベルまでが120回」
narumi「120回!(笑)結構ありますね。10回くらいでなんとかならないですか」
先生「でもレアジョブは定額で毎日レッスン受けられるのであっという間ですよ。レベル5になると、言われたことに対して答えるというのに加えて、自分から会話に参加できるようになります。」
narumi「なるほど。フリートークできるっていうことですね」
先生「そうですね。結構その差って大きいと思うんですよ」
narumi「ちょっと聞いてよ、昨日さぁっていう。難しいですよね」
先生「でもそこができると本当に楽しくなってくるんですよ。レッスンで教科書を使うところから、だんだんとナルミさんの普段の生活の話ができたりするので、『仕事で今こんなことやってるんだ』とか、「いまフィリピンどうなってるの?』とかっていう話ができるとすごく楽しくなってくるはずですよ」
narumi
「すごく美人の先生でしたし、質問ができない歯がゆさはありましたね。本当はもっといろいろ聞きたいのに」
先生「それがモチベーションになればっていうのはありますよね。もっと話ができたらっていうのがありますし」
narumi「最後に何か質問があればって聞かれましたけど、思いっきりNOって言っちゃいました(笑)」
先生「ちなみにTOEICを受けられたことは?」
narumi「あります。800点でした」
先生「すごいですね、高い」
narumi「でも全然話せませんでしたね。"おでん"すら英語で言えないなんて...」
恩納「おでんは何でしょうね」
narumi「もうポトフでいいですかね」
先生「いいと思います(笑)」
恩納「映画とかで『このファッキンポトフ野郎!』とか言ってそうですもんね。しかしあの先生、美人でしたね。人気ありそう」
先生
「やっぱり先生と仲良くなるっていうのは上達するための1つの方法ですよね。この先生と話すのは楽しいって思うと、どんどん予約を入れるようになります。
narumi「たまに会社にも外国人から電話がかかってくるんですよね。よくわからないヘッドハンティング会社みたいなところから、英語で。だいたい何も言わずにガチャって切るんですけど、一度くらい『おとといきやがれ』とか言ってみたいです」
恩納「そういうの、みんなの前で英語しゃべる羽目になるからきついですよね。うちのオフィスも外国人がしょっちゅう来るじゃないですか。すごいフレンドリーに話しかけてくるんですけど、何言ってるか全然わかってないんで、とりあえず握手で終わらせるみたいな(笑)先生、『おとといきやがれ』っていうのは何て言うんですか?」
先生「わからないです(笑)」
narumi「『母ちゃんのおっぱい吸ってろ!』みたいな、あるじゃないですか」
先生「いやそれはちょっと...」
恩納「ケツなめてろ、みたいなやつですね。そういうの知りたいですね」
先生「レアジョブ英会話では教えてないですね...」
narumi「あと僕、ブログやってるんですけど、たまに英語で書きたいなーって思うんですけど。そういうのってレアジョブ英会話で学べるんですか?」
先生「それは自分で書いたのをちょっと見てもらうとかいいんじゃないですか?チャットボックスで文章を出して、これは正しい?とかって聞くといいと思います」
恩納
「そこでさっきの先生にラブレターですよ」
narumi「なるほど(笑)どれどれ添削しましょうか?って読んでみたらラブレターで、『いまフィリピンに来てるんだ』って書いてあるという」
恩納「めちゃくちゃカッコイイですよ(笑)でも『いまフィリピンにいるんだけど』って言ったら、即『Why?』って言ってきますよ。さっき桑田についてツッコミ厳しかったですけど、それ以上でしょうね(笑)」
narumi「桑田への追求激しかったですからね。Why? Why?って」。
恩納「何で野球好きなんだ?って聞かれてましたけど、だって好きは好きだから(笑)でも変な話、恋が生まれちゃう人がいそうじゃないですか」
先生「昔はよくあったみたいですけどね」
恩納「勘違いして行っちゃうとか。フィリピンまで」
narumi「逆に先生が日本に来ちゃったとかもありそうですね。レッスンをお願いしたら、『私いま日本に来てるの』みたいな。
恩納「逆パターンですね。それは最高ですね(笑)」
narumi「カフェでスマホのSkypeでレッスンを受けてたら、『後ろを向いて』って言われて振り返ったらいるんです。iPhoneぶん投げて抱き合うんでしょうね」
恩納「それは超感動的ですね。『先生ー!』って(笑)iPhone投げ出して」
narumi「そうそう(笑)」
先生「100万回レッスンやったら1回くらいはそういうことが起きるかもしれないので、まあ頑張ってください」
先生
「最後にもう1回言いますけど、それだけの地力を持っていながら、しゃべれないなんてもったいないですよ」
narumi「心に響くなあ(笑)」
恩納「もったいないですよね。野球で言うとホームラン打てるのにバントの構えをしてるってことですよね? 先生が言いたいのは」
narumi「たしかに。バントでホームラン打てるのなんて『燃えプロ』くらいですからねぇ」
先生「ちゃんと練習さえすれば英会話は必ず上達するので、真面目にバッターボックスにいっぱい立ちましょうね(笑)」
narumi「ありがとうございます。がんばります」(スマホをいじりながら)
※実際のカウンセリングサービスは、オンラインでの提供となります。
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