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5月14日に放送されたテレビ朝日系『夜の巷を徘徊する』が一部の視聴者のあいだで話題を集めている。マツコ・デラックスが夜の街を気の向くままに徘徊するというこの番組だが、この日のオンエアでは末広町を徘徊。ハロー!プロジェクトのオフィシャルショップならびにハロー!プロジェクトのファンが集まるミュージックバーを訪れたのだが、15年来のハロプロファンであるマツコ・デラックスだけに、気持ちが分かりすぎるとファンが喝采を挙げているようだ。


そこで今回は、5月14日に放送されたテレビ朝日系『夜の巷を徘徊する』から、マツコ・デラックスが残した5つの言葉を紹介したい。いずれもハロー!プロジェクトファンなら共感せざるを得ない名言であるため、いまのハロー!プロジェクトを理解する参考にしてもらえれば幸いだ。

(1)「熊井ちゃんのだけスソが床についてるのよ」

ハロー!プロジェクトオフィシャルショップに並べられた、Berryz工房のコンサート衣装を目にして発言。公称176センチメートル、一説によれば体調の良い日は2メートルの大台に乗っているのではという噂もある高身長美女、熊井友理奈の衣装だけ大きいことに驚きを隠せないマツコ・デラックスであった。こういった新鮮な驚きを間近で感じることが出来るのもハロー!プロジェクトオフィシャルショップの魅力だ。次の休みは、家族でハロショに出かけてみようかな、と思わせてくれる一言だった。

(2)「大家族作っちゃおっか......」

各メンバーのフィギュアスタンドキーホルダーを見て、つい思いついてしまった一言。実際にマツコはこの後、大量の商品を購入。自宅で飾った写真が番組で紹介されるのだが、その際キーホルダーで作った『大家族』の後ろに映っているテレビの画面には、推しである鈴木香音(モーニング娘。'15)がしっかりとアップで映っていた。自分の推しを紹介したい、というハロヲタならではの純粋な気持ちが表れた名場面であり、その心の清らかさに涙したファンも多いという。

(3)「いまいちハッキリしないのよ、推しが」

ハロー!プロジェクトのファンが集まるミュージックバーで、道重さゆみ卒業後の正直な気持ちを吐露した言葉だ。彼女から貰ったものがあまりにも大きすぎるために、卒業からもう半年が経とうというのにまだ実感が湧いていないファンも少なくない。とは言え過去ばかり向いていてはハロー!プロジェクトのイズムに反する。この後マツコは野中美希推しの店員に対して「わたし尾形(春水)。良くない? 化ける予感がしない?」と語っているため、今後もハロー!プロジェクトを追い続けてくれるであろうことは間違いない。

(4)「『カレーライスの女』が揺るがない1位なの」

ハロー!プロジェクトの歴史は長く、また楽しめば楽しむほどその楽曲やコンサートが自らの人生と重なり合うという深みを持っているため、誰しもが譲れない1曲を持っている。マツコ・デラックスにとってそれは『カレーライスの女』だそうだ。リリースは2002年8月21日。セクシーな裸エプロンの衣装となぜか巨大化したソニンが街を練り歩くという謎のPVが印象的だが、歌詞メロディともにつんく♂カラーが炸裂した大傑作である。この曲が揺るがない1位という時点でマツコ・デラックスの真摯さと業の深さが分かる、名言だと言えるのではないだろうか。

(5)「みんないい人だね......」

ハロー!プロジェクトのファンが集まるミュージックバーを後にして残したこの一言に、ハロー!プロジェクトの魅力が集約されていると言っても過言ではない。舞台の上に立つメンバーは勿論、スタッフ、並びにファンまでもが、生き様としてのハロー!プロジェクトを追求しているからこそ、ハロー!プロジェクトには独特の居心地の良さがある。この番組を見て、誰か一人でもハロー!プロジェクトの魅力に気付いてくれれば素敵だなと、そう思わずにはいられない一言であった。

<結論>
なおオンエアでは紹介されなかったが、番組の公式動画(YouTube)では各グループでマツコ・デラックスが誰を推しているのかが判明。ハロー!プロジェクトのファンであれば確実にぐっとくる人選なので、是非視聴をお薦めしたいところだ。

https://youtu.be/Q5qsPTguVUo


文・相沢直

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