サンフランシスコ・ジャイアンツのティム・リンスカム投手が、5月14日のレッズ戦の登板中にバランスを崩してマウンドでずっこけながら投球する珍ピッチングがネット上で話題となっている。
https://youtu.be/vcuzHIEE5eQ
4回ノーアウト、2塁、3ボール、2ストライクの場面での投球。元々ストライドの大きな投球が特徴のリンスカムだが、勝負球を投げるという大事な場面で力みすぎたのか、軸足から大きく体制を崩しながらも投げ、ボールは大きくストライクゾーンから外れフォアボールに。
スポーツメディアなどでは「マウンドの傾斜に問題があったのでは?」と推測する一方で、暴投ではあるものの、不測の事態にボークになることを防ぎ、キャッチャーに向けて投げたこと、バランスを崩しつつも怪我にならないように意図的に着地している点など、リンスカムの機転の良さを絶賛する論調も少なくない。
ネット上でも「割とリンスカムは頻繁にやるんだ」と指摘があるように、大股で投げる独特の投法からか彼が比較的マウンドでコケやすい投手という声もあり、「前にボークになってた。学習したんだよ」という意見も。
08年、09年とサイヤング賞を受賞し頂点を極めるも、ここ数年、球威の衰えによる低迷が続いていたリンスカムだが、今シーズンはこの試合の3失点の前に18イニング無失点、防御率2.43と、エースから降格して以来の前半戦よりは好調な滑りだしを見せており、復活へ向けての期待も高まっている。
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