映画サイト<CINEFIX>が「これまでに作られた映画のセットBEST10」を公開。新旧の作品から映画史に残る素晴らしいセットの数々が紹介されている。
https://www.youtube.com/watch?v=apR5KRWvL0c
10位 『ウォーターワールド』(1995年)のアトール
本作に登場する水上要塞「アトール」は、デニス・ガスナーが美術を担当しており、約2200万ドル(約27億円)かけた巨大セットをハワイ島沖に製作している。
9位 『バットマン』(1989年)のゴッサム・シティ
「ゴッサム・シティ」は架空の都市だが、美術監督アントン・ファーストによって、スタジオ内に史上最大規模の大都市セットが製作されている。
8位 『クレオパトラ』(1963年)のフォロ・ロマーノ
古代ローマの広場「フォロ・ロマーノ」は、ロンドンとローマの2箇所で、実際に残る遺跡の2倍サイズで巨大セットが製作されている。
7位 『メトロポリス』(1927年)のメトロポリス
モノクロサイレント映画の未来都市「メトロポリス」は、約6万平方フィート(約5千5百平方メートル)の規模でミニチュアセットが製作されている。
6位 『ドッグヴィル』(2003年)のドッグヴィル
物語の舞台となる孤立した村「ドッグヴィル」には、美しくミニマルなセットが製作されていて、人間と感情が際立つように描かれている。
5位 『LEGO ムービー』(2014年)のブロック・シティ(ブリックスバーグ)
「ブロック・シティ(ブリックスバーグ)」は、レゴのデジタルデザイナーが手がけたレゴブロックを3Dで組み立てた建築物によって都市が作られている。
4位 『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)のホビット村
ホビットが住むホビット庄の集落のひとつ「ホビット村」は、自然に手を加えたセットになっていて、見事にファンタジーの世界が作り上げられている(ロケ地はニュージーランドの観光ツアーの名所にもなっている)。
3位 『Dau』のモスクワ
ロシア映画『Dau』(Ilya Khrzhanovsky監督)では、50年代のモスクワの都市を再現したセットを製作。キャラクターイメージを演じ続けるエキストラを動員し、3年間かけて徹底的な撮影を行っている。
2位 『アポロ13』(1995年)のアポロ13号
「アポロ13号」のセットは、NASAが開発した無重力状態を作り出す航空機内に製作されている。1回につき25秒間の無重力状態が得られる飛行を合計612回くりかえして撮影している。
1位 『アビス』(1989年)のディープコア
海底油田採掘用試作品住居「ディープコア」は、すでに使用されていない原子力発電所の巨大タンクに注水したセットを製作している。約26人のダイビングクルーが水深30~50フィート(約9~15メートル)まで潜水して水中撮影を行っている。
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