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これぞ禁断の対決の最高峰。ハロー・キティとミニーマウスがニューヨークの路上でストリートファイトを繰り広げ警察に逮捕されるという、全世界の子供たちの夢をぶち壊す事件が起きた。

https://youtu.be/izuOB-zIVDk


事が起きたのは6月4日。ニューヨークの路上で、キティちゃんとミニーに扮したスーツアクターが口論から殴りあいに発展、余りにも激しい殴り合いとなり、中の人、ジョヴァンナ・メレンデス(40歳)とサンドラ・モカ(34歳)はニューヨーク警察にその場で逮捕された。

事件の原因はチップの取り合い。タイムズスクエアなどの観光地では、様々なキャラクターに勝手に扮したスーツアクターが街を練り歩き記念撮影でチップを貰うビジネスが存在し、キティさんに扮したジョヴァンナ・メレンデスは「自分のチップを横取りされた」とミニーに扮したサンドラ・モカに一撃をかまし、その後ノーガードパンチの打ち合いや、蹴りの応酬など、ファンシーなキャラクターとは思えない殺伐とした空気が街角に立ち込めた。

ちなみに"キティーとミニーの殴り合い"と連呼したが、この二人、勝手にキャラクターのキグルミを着て営業していた非公認キャラ。結局、暴行罪と迷惑行為のダブルで逮捕された二人だが、被り物の頭を外され無様な素顔を晒しながら連行されたというから、その場に居合わせた子供たちにとっては今後トラウマになるような、夢が壊れた日として刻み込まれることだろう。

ちなみにキティとミニーが殴り合いを繰り広げるのを仲裁しようと止めに入ったのがスパイダーマンだったとのこと。サンリオ対ディスニーの代理戦争を止めるためにマーベル・ヒーローが仲裁とこれまたシュールだが、いずれにしても誰も頼んでないのに勃発したありえない黄金カードは大きな波紋を呼んでいる。

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