• このエントリーをはてなブックマークに追加
【レビュー】『アベンジャーズ』は前作よりドラマを重視、予想を裏切るキャラ設定も
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【レビュー】『アベンジャーズ』は前作よりドラマを重視、予想を裏切るキャラ設定も

2015-07-07 07:00
    Filed under: カルチャー, 映画
    「続編を作るなら、前作よりBIGGER(大きく)で、BETTER(よいもの)にしなければならない」

    これはジョス・ウェドン監督の言葉です。
    その"公約"どおり、3年ぶりに彼らが帰って来ました!「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」です!
    極めてネタバレのないようにレビューします。



    物語は、スーパーアクションで幕をあけます!舞台は、雪のつもったヨーロッパの山奥。
    各ヒーロー、バラバラの能力なわけですが、流れるように、パノラマのようにバトル・シーンを見せてくれます。
    そこにヒーロー同士の、粋な会話が入る、、アベンジャーズが、チームとして"息のあっている"こと、そして"アメリカだけのヒーローでないこと"がわかります。
    すばらしい"つかみ"です。

    実は今度の「エイジ・オブ・ウルトロン」は、前作以上にドラマに重点がおかれています。
    なので、まず冒頭に一つ、すごい見せ場をもってきて、ここで料金分満足させてくれます(笑)
    「スター・ウォーズ:帝国の逆襲」も、一番すごい戦闘シーンが冒頭でしたから(あ、これも雪の世界でしたね)。でも、ご安心ください。「エイジ・オブ・ウルトロン」の場合は、この後も、もっとすごいアクションの見せ場が炸裂します。

    ジョス・ウェドンは、見たいものを見せてくれます。アベンジャーズの映画において、僕らは2つの矛盾した要素を期待しています。
    "ヒーロー同士の共闘"と"ヒーロー同士のバトル"。

    前者については、キャプテン・アメリカとソーが、すばらしいコンビネーションをみせてくれます。シールド(盾)とムジョルニア(ハンマー)の合わせ技は鳥肌もの!
    そして後者は、なんといってもアイアンマン=ハルクバスター装着 VS ハルクです!
    前作でハルクがアイアンマンを助けたビルの壁面ごしが、今度は戦いの場になります。
    このへんのツボ、さすがジョス・ウェドンです。

    映画観終わった後、衝動的にハズブロの"ハルクバスター"のおもちゃ、買ってしまいました(笑)
    シールドとムジョルニアが共鳴する!ハルクとハルクバスターの拳がぶつかりあう!そのときにすごいエネルギー波が発生します。ヒーローたちのスーパーパワーのすごさをこういう描写で説得させてくれるのです!

    今回の敵はウルトロンですが、これは観客の予想を大きく"裏切る"キャラづけがされています。



    普通この手のSF映画では、ロボットの敵というのは、感情を持たず冷酷なマシーンとして描かれます。
    しかし、ウルトロンは、極めて人間的で、激しい感情の持ち主なのです。
    だからこそ、この役を名優ジェームズ・スペイダーが演じる必然性があったのでしょう。
    ウルトロンは、まぎれもなく"トニーの子ども"なのであり、"父への反発"を胸に秘めた、複雑な存在なのです。


    そしてスカーレット・ウィッチとクイックシルバー。
    この2人は、ある意味アイアンマン、ソーによって運命を狂わされ、キャプテン・アメリカがシンパシーを感じる存在として描かれています。
    だから最初の戦いが、
    アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー
    VS
    ウルトロン、スカーレット・ウィッチ、クイックシルバー
    の3対3 なのは"因果"だったのです。

    まさにアクションや話のスケールはBIGGER(大きく)にドラマ部分はより、BETTER(よいもの)に仕上がっていたのが「エイジ・オブ・ウルトロン」です。

    僕は、本作を、ここまでのレベルに持ってくるのは、相当大変だと思います。
    というのも前作「アベンジャーズ」は、ヒーローたちが集う! という高揚感があったから、もうそれだけ半分以上"勝っている"作品でした。
    もちろん、それだけに終わらない傑作に仕立ててくれたのが、ジョス・ウェドンのすごいところですが。

    しかし本作は、そこは、もうない。
    ラブ・ストーリーで考えるなら、どう考えても「2人が出会った、恋が実る」ところまでが、一番盛り上がるわけです。だから「その後、2人が、どう付き合い続けた」で面白いドラマを作るのは相当難しい。
    でもジョス・ウェドンは、見事にやってのけました!

    個人的には、「キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー」で、気弱そうだけど男気みせた、ヘリキャリアーのオペレーターくんの再登場がうれしい。ここはすごくいいシーンです!

    最後にトリビアを。アンディ・サーキス演じるあのキャラは、今度映画化される「ブラック・パンサー」というヒーローの敵役なのです。原作で、彼は右手に特殊な義手をはめ、それが武器になっています。だから本作では・・・・・・・・なのです。

    アベンジャーズたちの応援に、この夏はぜひかけつけてあげてください!

    https://youtu.be/_B701Z7Vh7E



    <すぴから皆様へ:特別インフォ>

    ■東京・六本木で開催されているイベント
    「アベンジャーズ200%ホットトイズ」
    http://avengers200.jp/
    は、感動的!!!

    無料イベントとは思えない素敵さ!
    7月20日(月)まです。行ける方は是非行ってあげてください!
    このイベント行くと、フィギュア欲しくなるので、お財布注意です(笑)
    (PHOTO BY すぴ)

    ■君もアイアンマンになれる!?
    オートバックスさんが、「アベンジャーズ:エイジ オブ ウルトロン」を使ったユニークなキャンペーンを展開!
    アイアンマンなりきり寝袋あたります!
    http://www.autobacs.com/static_html/shp/2015_s-sale/top.html

    ■TOHOシネマズ六本木 にて「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」を観に行ったらターミネーターくんがにらみをきかせていました!(笑)


    本作シュワちゃんの活躍もさることながら、炎の中からエンドスケルトンが姿を現すシーンが素敵!(しかも3Dで観たので!)サラ・コナーが美人で萌えました!「ターミネーター:新起動/ジェニシス」7月10日(金)からです。
    http://www.terminator-movie.jp/
    (PHOTO BY すぴ)

    ■参照リンク
    『アベンジャーズ:エイジ オブ ウルトロン』公式サイト
    http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers.html

    Permalink

     | Email this | Comments

    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2015/07/06/avengers/
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。