アクション映画界激震の最強の戦いを描いた、ドルフ・ラングレンとトニー・ジャーが共演する映画『バトルヒート』がいよいよ25日(土)より公開。AOLでは、約30年間に渡りアクション映画の王道を突き進んできたドルフ・ラングレンへの電話インタビューを実施した。
――トニー・ジャーとの共演はいかがでしたか?
トニーは「A Man Will Rise」(トニー・ジャー監督&主演によるアクション映画でドルフも出演)でプロデューサーも務めていて、彼が欧米の役者を配役したいと考えていたところ、僕に声がかかったんだ。1週間ほどタイで撮影をしてトニーと仲良くなり、「お互い一本ずつそれぞれの作品に出演しよう」と約束を交わしたんだよ。共演はとても楽しかったよ!彼の方が若いし体も鍛えているから、僕も彼に見合うアクションをやらなきゃいけなかったしね。なんと言ってもトニーはスタントマンよりも上手にアクションをこなすから、見ていてホントに楽しかったよ。
トニーは、スピードのあるジェット・リーのようなアクション俳優と、パワフルなアクション俳優とのミックスだと思う。タイのボクシングはボディコンタクトがとても多いよね。僕から見るとジェット・リーはスピードがある代名詞。だけど、トニーはそれだけじゃなく動きにパワーがあり、アクロバティックなんだよ。だから他のアクション俳優に比べて、ダイナミックだよね。
――今回のアクションで一番難しかったシーンは?
現地の人がいる中で撮影するのは大変だったよ。戦いが起きるのは薄汚れた場所だったり夜だったり、気温も高過ぎたり低過ぎたりで、その中で撃たれたり殴られたりするからね。でも今回のバイクのチェイスシーンは快適だったよ。当初のスタントマンがバイクアクションが下手だったから、バイクアクションの上手いタイ人のスタントに金髪のカツラを被ってやってもらおうと思ったんだけど、どう見ても自分には見えなかったから、自分でやらざるを得なくなったんだ。
――ちなみに普段はどのようなトレーニングをやっていますか?
極真空手を続けていて、日頃からウェイトや有酸素運動もしてるよ。
――好きな食べ物は?その体系を維持するためにどんなご飯を食べてますか?
食事に関しては厳格な生活をしているわけではないが、ジュースクレンズ(野菜ジュースだけを飲み、他の物を食べないというダイエット方法)を時々やっていて、ちょうどその最中なんだ。砂糖も塩もコーヒーも、アルコールもパンもポテトも食べず、30くらいのハーブが入ったジュースだけ飲んでるよ。
――今まで戦った中で一番ハードだった対戦相手は誰ですか?
道場でも映画の中でも戦っているからな。まず映画では、本作でのトニー・ジャー。そして『ロッキー4』でのスタローン、『ユニバーサル・ソルジャー』でのヴァン・ダムかな。ハードだったよ。
現実世界では79年に東京であった、極真空手の大会で世界チャンピオンの中村誠氏。そして23歳のときにロンドンでのブリティッシュオープンに勝利したときの相手がとてもタフだったね。
――日本のファンにメッセージをお願いいたします。
とにかく『バトルヒート』を楽しんでくれ。長年俺のファンでいてくれてありがとう。いい役者のいい演技、興味深い題材で、たまらないアクションがつまってるから、是非劇場で見てくれ!
マフィアに家族を奪われ、復讐のため、正義を捨てて処刑人と化すドルフ・ラングレンの暴走っぷりは必見。タイマンバトル、銃撃戦、バイクアクションと60近いオヤジとは考えられない、いまだ現役バリバリの動きを見せてくれる。ニュージャージーからバンコク。闇の巨大シンジケートを巡り勃発した、世界を巻込む容赦なき闘争が、今始まる!
https://youtu.be/J_rlCuwuHy8
映画『バトルヒート』は7月25日(土)より丸の内TOEIほか全国順次公開
(C)SC FILMS THAILAND CO., LTD 2014
■参照リンク
映画『バトルヒート』公式サイト
http://www.battleheat.jp/
| Email this | Comments