のトラブルといえば、あまりにも多すぎるフォトショップの失敗例であることがほとんどだった。だが今、新作"セクシー・リトル・ゲイシャ(Sexy Little Geisha)"が別の意味で物議を醸している。
"セクシー..."はVSが展開する"Go East"コレクションの1つ。黒のメッシュ地に、"東洋にインスピレーションを受けた"花柄の布がブラジャーと股の部分に使われている。さらに同柄のオビ(帯)ベルトは取り外し可能だそうだ。モデルを務めたキャンディス・スワンポールが手にしているのは同じく花柄の扇子で、さらに箸をモチーフとした髪飾りを付けている。宣伝文句は「エキゾチックなアドベンチャーへの切符」だ。
多人種(民族)社会のメディアのあり方を議論するウェブサイトRacialiciousでは、「VSがまったやってしまった。人種差別とファッション」というタイトルで、「こういった商品を買うことはエキゾチックな東洋やそれに伴う性的な妄想の体験につながる。しかも面倒な人種問題は一切ナシ、と解釈できる」と批判。 <The Frisky>もまた、「芸者の複雑な歴史を考えると、大きな会社がこういったロールプレイングのランジェリーを売ることはいささか品がないと思える」と、批判的なコメントを発表している。
一連の批判を受けてか、問題の商品の紹介ページは現在見ることができない。サイト内で「Go East」や「Sexy Little Geisha」と入力し検索しても、「お探しのページは見つかりませんでした」と出てしまっている。一方、<Huffington Post>の読者投票では「悪趣味。こういったステレオタイプを利用するのは侮辱的」が30%、残り70%は「大したことない。VSには悪意があったわけじゃないと思う」と答えている。
余談だが、キャンディスといえば、先日もモデルを務めた靴メーカーのブライアン・アトウッドの広告が"セクシーすぎる(けしからん!)"として大々的な広告展開がNGとなったばかりだ。
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