伝説的なピアニストであるボブ・ジェームスと、世界最高峰のベーシストと言われるネイザン・イーストが、デュオとして初のアルバム『The New Cool』の日本版を、9月9日(水)に世界先行発売する。
Fourplayのメンバーとしても活躍するボブ・ジェームスとネイザン・イーストが、同作でジャズの新境地を切り開いた。米・ナッシュビルのヤマハ・エンタテイメント・グループのスタジオでレコーディングされた同作は、2人のピアノとベースによる演奏が中心でありながら、オーケストラのバックアップが楽曲をドラマティックに彩る。さらに、アメリカのカントリー界を代表するボーカリスト、ヴィンス・ギルや、パーカッショニストのラファエル・パディラ、ドラマーのスコット・ウィリアムソンなど、豪華なミュージシャンがゲスト参加し、それぞれの楽曲に表情を加えている。
昨年リリースした自身のソロデビューアルバムがグラミー賞にノミネートされ、ゲスト参加したDaft Punkの『Get Lucky』ではグラミー作品賞を受賞しているネイザン・イーストは、「何年にもわたってボブと2人でデュオとしての冒険を積み重ねてきたから、今回のプロジェクトには特別な感慨があるんだ。僕はずっとピアノとベースが共につくる音が好きで、ビル・エヴァンス&エディー・ゴメス、キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデンのような偉大なデュオ作品に親しんできたんだ。『The New Cool』は僕たちの25年以上にわたる友情の記念碑でもある。ヤマハ・エンタテイメント・グループとプロデューサーのクリス・ジェロがこのコラボレーションを支え、しかもさらに上のレベルにまで引き上げてくれた」と語っている。
一方、2度のグラミー賞受賞者であるボブ・ジェームスも、「25年以上にわたる彼とのライブ・パフォーマンスを経て、私はネイザンとプレイすればするほど、彼とシンクロしてぴったり息があっていくのを感じるんだ。ドラムがあろうがなかろうがね。呼応するものがお互いの音しかなくて、音楽がすべてさらけ出されるとき、何か特別なことが起こるんだ」とコメントを寄せている。
ボブとネイザンは今夏、それぞれソロとして、またFourplayとして来日予定。また、このリリースに先立ち、ボブ・ジェームスとネイザン・イースト両名が登場する『The New Cool』のトレーラー映像と、メイキング映像の第一弾が字幕付きで公開されており、メイキング映像は今後も順次公開予定だ。
なお、同作の日本盤には本人インタビューによる日本語ライナーノーツや、ボーナストラックが収録される。
【参照リンク】
・THE NEW COOL - Album Trailer | Bob James & Nathan East | Coming 9.18.15
https://www.youtube.com/watch?v=FgEpeCcDtCE&feature=youtu.be
・[字幕] Bob James and Nathan East ボブ・ジェームス&ネイザン・イースト / The Germ [Making of "The New Cool"]"
https://www.youtube.com/watch?v=LSQNGzosD0c&feature=youtu.be
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