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全世界で熱狂的なファンを獲得し、全世界興収45,927,042,422円($368,300,260:1$124.7円換算/Boxoffice Mojo調べ)の大ヒットを続ける『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、6月20日(土)の日本公開から約7週間を経て、観客動員100万人を突破(1,092,166人/ワーナー・ブラザース映画調べ)し、興行収入も16億円を越えたことがわかった。

大迫力のIMAX、3D、通常版の2Dに加え、アトラクション感覚満載の4DX、MX4Dなど、多彩なフォーマットで上映された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。特に立川シネマシティでの「極上爆音上映」に人気が殺到、連日数多くの観客で賑わいが続いており、同館では9月11日までのロングラン上映が決定した。



約30年振りに復活した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、70歳のジョージ・ミラー監督が10年以上の歳月をかけて完成させたシリーズ最新作だ。
荒廃した未来の荒野を彷徨うマックスを新たに演じるトム・ハーディは、寡黙ながら、どこか愛らしさもあるキャラクターとなり、メル・ギブソンとは異なる人気を集めている。物語の鍵を握る女大隊長フュリオサを演じるシャーリーズ・セロンの圧倒的な存在感と、パワフルな演技力が加わる。



また、イケメン俳優のニコラス・ホルトが、全身を白塗り、ボディは刻印だらけという戦闘部隊《ウォー・ボーイズ》のニュークスを快演。薄命で有るが故に、彼らの世界を支配する大ボス、イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)に洗脳され、V8エンジンを崇拝する暴徒となった。



ちなみにこのウォー・ボーイズたちのV8ポーズが流行の兆し。ミュージシャンの星野源さんは、出演したテレビ番組で「V8ポーズ」を2回も披露するなど、ジョージ・ミラーの世界感にすっかり感化された様子だ。

6月20日の公開直前から現在に至るまで、Twitter、FacebookなどのSNS投稿も半端ない。5月からの「マッドマックス」関連のつぶやき数を調べたところ、「2,284,758ツイート」とぶっちぎりの独走モードという結果に(ワーナー・ブラザース映画調べ)。これは、2013年に公開されSNS上でも大いに話題となり大ヒットを記録した『パシフィック・リム』が同期間の計測で1,106,763ツイートだったことからも、その数字がいかにすごいかわかる。更に、顔を白塗りにした投稿や、イモータン・ジョーのコスプレを披露する強者も。また、自分が誰に似ているかがわかる"マッドマックス診断"(男性編女性編)も登場するなど、その勢いはますます増幅している。

そして、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ロングラン突入の原動力となってのが、観客を圧倒する追走劇と、映画に登場するキャラクターたちの、映画に表現されていないバックボーンの豊かさにある。
物語は至ってシンプルで、捕らわれたマックスとイモータン・ジョーの5人の妻を連れ出したフュリオサを、ジョーの邪悪で凶暴な軍団が激しく追走するだけだ。だが、キャラクターの生い立ちが緻密に作られ、彼らが駆る車も登場人物と同様にキャラクター化されている。更に、ギターで軍団を鼓舞するドゥーフ・ウォリアーや、奇形のイモータンの長男、次男は体躯とは裏腹にIQが低いなど、脇に登場するインパクト絶大な人物たちも人気を集めている。

TBSのラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」では、「一回目はただ圧倒され、二度、三度と観て映画の凄さが理解できるようになった。とにかく劇場の大画面で観て欲しい」と紹介された。このコメントの通り、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の人気の秘密は、続出するリピーターにある。2回、3回は当たり前、10回以上鑑賞したという強者も続出。ジョージ・ミラー監督と精鋭スタッフたちによって緻密に創造された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、観る度に新たな発見と驚きがあるのだ。

公開8週となる『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のロングランはまだまだ続く。映画館の大スクリーンでこそ「ホンモノ」の映画体験が出来る本作。是非、劇場でお楽しみいただきたい。



『マッドマックス 怒りのデス・ロード』公式サイト
http://www.madmax-movie.jp/

(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

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