8月10日に放送されたTBSのラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、伊集院光が、現在開催中の全国高校野球選手権大会を観戦した際の感動エピソードを語り、話題を呼んでいる。
8日に開催された「明徳義塾 VS 敦賀気比」の戦いを観戦した伊集院は、「敦賀気比は前評判は凄く高いんですよ。でも明徳義塾は元々名門で17回夏の甲子園に出てるけど、甲子園に出たら必ず1回戦は勝つっていう。負けたことがないっていうチームだから、前評判の高い敦賀気比も、これは明徳のジンクスを破れねぇんじゃないかって」と興奮気味みで語り出す。
皆が期待する一戦だっただけに、素晴らしい試合内容だったようで、同点からの延長戦の末、敦賀気比が4対3で勝利。「延長サヨナラでついに明徳のジンクスが破れるの。敦賀気比がサヨナラ勝ちするわけ!」と語り、観客席も大興奮だったようだ。
そしてそのまま校歌斉唱になった時に、事件が起こった。何かしらのトラブルで演奏が急に止まったのだ。「歌がワンコーラス行かずに校歌が止まっちゃうの。止まった途端に、感動で劇的な勝利ですげぇものを観たっていう甲子園のファンからしたら、その熱戦の末に勝った敦賀気比を称えるための校歌が止まるっていう大失態に対して、(観客席から)ブーイングが湧き始めるの」と語った。
運営側に対してブーイングが起こる中、次の瞬間、伊集院は素晴らしい光景を目の当りにしたと語る。
「ハッて気づくと、ナインが直立不動で全員歌い続けてるの。それを見てそれに呼応して、応援団も一緒に歌い始めて、全員の手拍子が始まるの。イントロがないからアカペラだから、手拍子が始まるのよ。あの時ほど『校歌知りたい』っていう(笑)。俺、敦賀気比の生徒じゃないから、校歌が分からない。うろ覚えで歌うわけにはいかないじゃんか!」と告白、続けて「ヤマカンでなんか『富士を~拝んで~、高~らかに~ スポーツブラのヒモ眩し~敦賀~敦賀~』って、多分合ってないでしょ(笑)。富士山遠いし、富士を臨まねぇし(笑)。あと、何か眩しいものを入れようと思ったら、俺の中で高校時代ちょっと眩しかったのは、スポーツブラのヒモだけだなって思って(笑)」とどうしても一緒に歌いたい衝動に駆られたと語る。
「大会スタッフのミスまでも全部いい話になった」「俺も最後の最後に、良いモノ観たなって」と改めてその感動の大きさを伝えた伊集院。ネット上でも「校歌止まったけどそれでも唄った話思い出して感動する」「すごい良い話!」「伊集院の校歌ヒドいww」などの声が上がっている。
■参照リンク
JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力(毎週月曜 25時00分~27時00分)
http://www.tbs.co.jp/radio/format/ijuin.html
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