自身の結婚式で、シリア難民たちに炊き出しを行うトルコ人カップルが「いい人すぎる!」と話題になっている。
https://www.youtube.com/watch?v=yWvIyTkVNwk
トルコ出身のFethullah Üzümcüoğluさん(24)とEsra Polatさん(20)は、シリアとの国境に近いトルコのキリスという地元の街で結婚の誓いを交わした後、4千人のシリア難民のために炊き出しを行った。
トルコの伝統的な結婚式は、火曜から木曜まで行われ、最後の夜は豪華な祝宴で締めくくられる。彼らは自分たちの結婚式資金の一部をチャリティに寄付することに決め、トルコのチャリティ団体<Kimse Yok Mu(KYM)>により、内戦から逃れてきたシリア難民のために実施されている炊き出しに参加。当日の食料にかかる費用を負担しただけではなく、実際に招待客とともに炊き出し活動を行ったのだ。
動画では結婚式の衣装を着た新郎新婦が、シリア難民のために炊き出しを手伝う様子を見ることができる。KYMがTwitterで公開した夫婦からのメッセージには「私たちはシリアの兄弟たちを助けたいと思いました。私たちの結婚ディナーの写真が世界中に広まり、とても驚きました。皆様、祝福をありがとうございます。私たちが住む都市に暮らすシリア難民とディナーを分け合うことで、幸せを投資できたと思っています」と書かれている。
2人の結婚式をシリア難民と分け合うアイデアを思いついたのは、KYMのボランティア活動に熱心に参加していた新郎の父親Ali Üzümcüoğluさん。Fethullahさんはそれまでボランティア経験がなく、Esraさんは初めてアイデアを聞いたときには驚いたというが、二人は「結婚を祝う特別な方法」だと考えて実行し、その日を終えて「自分たちの行いは、難民にとっても、自分たちにとっても、とても大きな意味があった」と感じているという。父Aliさんも、若い2人が他人を思いやる行動とともに幸せの旅を新しくスタートさせたことを喜んでいるそうだ。
シリア人の子どもたちの目に幸せを感じたときに、最も感動したというFethullahさんは「温かい食事を支給した瞬間は、自分たちの結婚式の中で最高の瞬間となりました」、Esraさんも「とても素晴らしい経験でした。私たちの結婚式の食事を、食べ物を本当に必要としている人々と分け合う機会を持てたことは幸せです」と感想を語っている。友人たちも彼らの行いに感銘を受け、中には同じような結婚式を計画している者もいるようだ。
【参照リンク】
・Turkish Couple Spend Wedding Day Feeding 4,000 Syrian Refugees
http://www.odditycentral.com/news/turkish-couple-spend-wedding-day-feeding-4000-syrian-refugees.html
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