もうすぐ夏休みシーズンも終わります。見逃した映画はありませんか?とはいえ、早くも気持ちは次の映画!『アントマン』『ファンタスティック・フォー』も楽しみですが、この夏、ネットで話題になった予告篇と言えばこれ!!『バットマン VS スーパーマン:ジャスティスの誕生』!この予告編解説です!!
今回、ワーナーは、SDCC2015と同時にこの予告編をUPしました。SDCC効果もあり、また日本ではワイドショーでもとりあげられ、大きな反響を呼びました。以下、僕なりに気になるところを、秒目あたりごとに解説してみます!
https://youtu.be/lCGk4Qa5kC0
・9秒あたりから
登場するのがホリー・ハンター演じる上院議員(らしい)。彼女がスーパーマンを危険なものと見なし、公聴会みたいなものに召集するのでしょうか?
・13秒目あたりから
スーパーマンに抗議するプラカードをもった市民たち「違法エイリアン」とか「お前の星じゃない」と書かれていますが、画面むかって左、Sマークで"SUPERMAN LIVES"というメッセージが。これだけスーパーマンを支持するメッセージ?実は"SUPERMAN LIVES"というのは、ティム・バートン監督、ニコラス・ケイジ出演で企画されていた幻のスーパーマン映画のタイトルです。そういうお遊びかな。
・26秒目あたりから
ビルが崩壊し、そこにかけつけようとするベン・アフレック演じるブルース・ウェイン!これは先の「マン オブ スティール」における、スーパーマン対ゾッドのメトロポリスの戦いの巻き添えで、ブールス・ウェインの会社のウェイン・タワーが崩壊したことを表しています。(このビル崩壊のシーンは「マン・オブ・スティール」にも出てきます) おわかりと思いますが、911をイメージしています。怒り、空を見上げるブルース。ここで彼がスーパーマンを憎む、そして敵とみなすことがわかります!
・52秒目あたりから
これがファンの間で物議をよんでいるのですが、ウェイン邸?ならばなぜここまで荒廃しているのか?ブルースはここにもう住んでいない?
・53秒目あたりから
新バット・ケイブです!
・57秒目あたりから
メトロポリスの悲劇を伝える新聞。よーくみると"ウェイン・タワー崩壊 沢山の死者が出た"と書かれています。これを機に、ブルースがバットマンとして復活、スーパーマンに挑む、という展開だと思うのですが、気になるのは、「お前はファミリー(家族 この場合=仲間?)を見殺しにした」というメッセージ。一体これは誰が書いたのか? そしてブルースがバットマンということをこのメッセージの人物は知っているのか?なおベン・アフレックのブルース・ウェイン、ハマり役だと思います!
・59秒目あたりから
というわけでブルースはバット・スーツに新たに身をつつむ。ジェレミー・アイアンズ演じる新アルフレッドがかっこいい!
・1分14秒目あたりから
バットマンにとらわれた犯罪者ということなのでですが、肩。これってバットマンが拷問した?今度のバットマンは、相当悪に容赦ない男ということでしょうか?
・1分16秒目あたりから
クラーク・ケントがバットマンのことを追っている、それをペリー・ホワイト編集長が、「そんな記事やめろ」的に説教する。この前のシーンにおけるクラークのセリフから推測するにクラーク・ケントつまりスーパーマンもバットマンは危険な奴と思っている感じです。バットマンがスーパーマンを敵視しているからスーパーマンは警戒しているのか、それともバットマンという存在をたまたまクラークが取材していてこうなったのかはわかりませんが、とにかくスーパーマンもバットマンは嫌いみたい。
・1分21秒目あたりから
クラークというかスーパーマンを愛する2人の女性ロイス・レインと母マーサ・ケントが彼をなぐさめます。
・1分38秒目あたりから
ロシアのロケットを救うスーパーマン。そのロケットのナンバー"300"。そう、本作のザック・スナイダー監督がフランク・ミラー原作の「300」の監督でしたね!
・1分48秒目あたりから
ジェシー・アイゼバーグ演じるレックス・ルーサーです。冒頭の上院議員をとりこもうとしている? つまり2人はグル?
・1分52秒目あたりから
ここもファンの間で物議。なぜルーサーにひざまづくスーパーマン。でも目は怒っている??なにか人質とられ、敵に屈した??
.1分59秒目あたりから
「ウルヴァリン:SAMURAI」のマリコ役のTAO OKAMOTOさん (岡本多緒さん)さんが登場、ゾッドの死体を運んでいます。このTAOさん演じる役は(もうDC側がオフィシャルに認めてますが)ルーサーのボディガードで、ワンダーウーマンと同族のアマゾネス、マーシー・グレイブスのようです!
・2分目あたりから
個人的に僕がWOW!と言ったシーン!落書された思われるスーツがでてきます。 よーくみるとバット・スーツではない。 かすかにRマーク。バットマンの相棒ロビンです!恐らく殺された2代目ロビンことジェイソン・トッドのスーツでしょう。
この落書きの主に殺されたのでしょうが、原作の設定なら、そしてこの落書き文字から察するに、そうジョーカーです!!!!落書きの書体から察するに前述「57秒目あたりから」の新聞のメッセージもジョーカー??
なお2代目ロビンことジェイソン・トッドはブルースの回想シーン的に出てくると言われています。それでこのジェイソン・トッド役をザック・スナイダー監督の、19歳の息子エリ・スナイダーくんが演じるとの噂です。彼は「エンジェル・ウォーズ」「ウォッチメン」「300」にもちょい役で出ている。
・2分4秒目あたりから
チラっとダイアナ!そうガル・ガドット演じるワンダーウーマンの仮の姿です!
・2分06秒目あたりから
これが前のティザー予告編から話題の、スーパーマン兵団?一体何者?なぜ? スーパーマンに従う兵士たちがいるのか?腕の腕章Sマーク。
・2分10秒目あたりから
もうおなじみアーマード・バットスーツを装着して、バットシグナルでスーパーマンを呼び出すバットマン。雨・嵐という設定が、非情な感じでいい!
・2分27秒目あたりから
海のシーンですね。海と言えばアクアマンなので、アクアマンにつながるなにか?それとも海底でクリプトナイト発見?次の馬のシーンはなにを意味するのか?海がアクアマンにつながるとすれば、ここにこのシーンもってきたのはワンダーウーマンにつながるなにか?
・2分29秒目あたりから
なんども再現されても胸が痛む、バットマン誕生のきっかけとなったブルース・ウェインの悲劇です。また語られるのですね。
・2分36秒目あたりから
お待たせしました!!ワンダーウーマンです!!彼女はどうストーリーに絡むのかな?LOVE!
・2分39秒目あたりから
「2分06秒目あたりから」のスーパーマン兵団とバットマンが砂漠らしきところで戦う。このシーン、原作コミックで、スーパーマンやバットマンがロシア(ソビエト)側だったら、というRED SONというコミックのイメージがある、と指摘するファンもいるのです。確かに兵士のジャケットとかロシアっぽい?うーん・・・
・2分48秒目あたりから
クリプトナイト!!!!スーパーマンの弱点となる鉱物です!
・2分57秒目あたりから
この前あたりからバットマン対スーパーマンの迫力アクションですね。で、このシーンなんですが、フランク・ミラーが手がけた、バットマンをテーマにしたグラフィック・ノベルの名作「THE DARKNIGHT RETURNS」の表紙とそっくりです!この物語の中で、やはりアーマー版のバットスーツを着たバットマンがスーパーマンと殴り合う!
●3分16秒目あたりから
バットマンとスーパーマン、、ここから和解?それともさらなる対決!?
]いかがでしょうか?
僕が正直感じたのは、看板に偽りなしで、まさに"バットマン VS スーパーマン"だったことです!!「VS」とうたっておきならが、実は2人が協力みたいなお話と思っていたら大間違い!?
これほど盛り上がる予告編は「アベンジャーズ」以来!なお米ワーナー社内では、関係者限定で、未完成状態ながら極秘のスクリーニングが行われたとのことで、観た人全員がスタンディングオベーションする大傑作だったそうです!!おおお!!!!まだ半年以上先ですが、本当に本当に待ちきれません!!
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は、来年3月公開!
文・杉山すぴ豊
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